鶴見線世代交代前夜。【2023.12.23②】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

鶴見線、これが205系オンリーの最後…


国道駅から総持寺を経由して、鶴見駅に戻り。


土曜の夕方は、通勤客よりも明らかに撮影者が増えた。

海芝浦行きだと、さらに雰囲気は変わる。


写っていたこのクモハ204-1103を含めたT13編成も、昨日国府津に疎開回送された。

かつての豊田車両センターの115系の時よりはスローモーであるものの、世代交代は間違いなく

粛々と進んでおり、このまま行けば1月中、それも早い段階に区切りがつくのだろうか。


さて、また205系に揺られてきたのは…海芝浦。


記憶が正しければ、夕方日没前に海芝浦駅に行ったのはまだ103系が居た頃だろうか。

その記憶が判然としないほど、ちょいちょいリハビリに近い動きをするのが鶴見線界隈。


そんなクリスマスイブイブ、な12月23日は、降りた客全てが205系目的であった。

空のグラデーションも絶妙な塩梅で、既に月が昇り夜を待つばかり。


折り返し時間もたっぷりあり、思い思いに消えゆく車両を収めていく。


…とはいえ、わかりきっていることではあるが、海芝浦駅は立地上撮影方向に制限がある。

それに気を遣いながら、結局はこれまでの訪問時と同じようなカットしか残せなかった。

それは 103系時代もそうだったし、E131系に変わったところでさして変わらない実状がある。

唯一205系時代に大きく変わったのは、台風被害でホーム屋根がなくなったことであった。


折り返し滞在時間中に、どんどん日が沈んでいく。

ほのかな海の潮の香りと、人が多く来ている割に静かな風景をしばし堪能。


205系の銀色ステンレス車体も、夕暮れ空に染まる。

全塗装車両や帯に巻かれた3色とはまた違う色合いは、さまざまな風景を残しただろう。


そんな日没前の海芝浦駅を堪能し尽くし、鶴見に戻る際…

また何の気なしに弁天橋駅に途中下車している。


そして、夕方ラッシュの運用につくT16編成の出庫を迎撃。


ラッシュといっても土曜日故、平日に比べると遥かに閑散としている。

海芝浦始発と違って、意外に弁天橋駅始発を注目する人も多くなかった。

2本並びなぞも、一般乗客の動きを注視さえすれば難易度は低かったのである。


ひとまず23日までは、概ね穏やかに記録を重ねることができた。

ちゃんと区切りをつけることができているのは幸い。


先頭車化された以外は大きな変化はなく、ここまで走り続けてきた。


鶴見線から205系が撤退すると、首都圏では南武支線の1本のみ。

JR東日本管内では、残両数が遂に2桁に割り込むことになる。


これからはどうなっていくかわからないが、最後まで事故のないように油断なく!


そして、すっかり日も暮れた鶴見で撮影を終える。


車掌の勇姿も(迷惑がかからない様に)抜かりなく。

国鉄時代早くから合理化を進めてきた路線ではあったが、ワンマン化はまた大きな転換期だ。

来年3月までの移り変わりを、粛々と見守っていきたい。