2023.6.17 臨時特急「谷川岳もぐら/ループ」で往く!185系と山と米に戯れる日帰り旅① | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、乗ってちょうど1週間だな。

6月3・4日と17・18日に、大宮〜越後湯沢間に臨時特急列車が運転された。
列車名は、越後湯沢行きが「谷川岳もぐら」、大宮行きが「谷川岳ループ」…

なんのことはない、昨年の夏臨まで快速だった列車である。
昨年の春・夏臨は昨年12月に引退、廃車されたリゾートやまどりでの運転だったが…
(前身の「一村一山」では2015年、山の日運転の「山の日谷川岳」は2016〜18年に運用)
昨年の秋臨からE257系5500番台に置き換えられたのと同時に、特急に格上げされていた。

ところが、今年の臨時列車は4・5月の「あしかが大藤まつり号」と同様に185系での運用へ!

これもまた「草津・四万」へのE257系導入の影響が出ている。

上越線系統では、一昨年夏の「谷川岳山開き」以来の185系多客臨時列車となった。

…リゾートやまどりと比べたら、相当に格落ちは否めないのだが…σ(^_^;)

とはいえ、、、
「あしかが大藤まつり号」の時と同じく、185系の多客臨時列車もいよいよ貴重な情勢。
後日、夏臨として横浜〜伊東間に特急「185」なるものも新規で追加設定されたが、定期運用が
終了するまでに幾度も利用した東海道・伊東線より、高崎・上越線系統の方が希少と考えた。
実際、高崎線方面はほとんど利用したことがなく、12年前の冬に「草津31号」大宮→高崎間
利用して以来、かつもしかしたら唯一のことだったかもしれない。

ということで。


乗りたい!


と思い立ったまでは良かったのだが。


指定券発売日、平日じゃん( ̄O ̄;)


これを取るためだけのために、仕事休めないしなァ…

と悩んでいるところに、救いの手が!


友達が取ってくれた!!


十数年来の鉄道趣味仲間が、わざわざ10時にみどりの窓口に並んで手配してくれたのだ。

かくして、6月17日運転の列車で往復、どちらもモハ車という満額回答で取得。

しかも今回は2枚ずつとのことで、その友達と“二人旅”する運びになったのだ。


だが、後刻問題が発生。


友達のライブと日程が被ってしまった!

ついうっかり、同じ日に手配してしまった…。

帰りの大宮着は18:24、友達のバンドの出番が20:00以前なら終わりや…

と危惧しまくり、友達にも問い合わせを発する事態になったが…

後刻タイムテーブルが明らかになり、21:30頃からのトリと判明して事なきを得た。

…ちなみにもう一つ、私的にも惹起した問題があったが…

それもどうにかやんわりとかわし、乗車当日を迎えたのだった。


当日は梅雨の合間の快晴に恵まれ、朝からグングン気温が上昇していた。

淀みなく準備をして、武蔵野線〜京浜東北線を経由して10:02、大宮に到着。

すでに発車番線となる7番線には、発車案内が表示されていた。

7・8番ホームには185系目当ての人が多数集まり、警戒レベルも上昇していく。

こちらは8・9番ホームに向かい、北方先端近くで友達と合流した。

この場所での迎撃は昨年11月12日以来になる。


「スペーシアきぬがわ」を撮りつつ雑談しながら待って、10:19。

谷川岳もぐら号、入線!


使用編成は「あしかが大藤まつり号」でも使用されたB6編成。

グリーンラインに復元されたC1編成は、警備上の観点から限られた機会にしか稼働していない。

大宮に限ると、3月25日に大宮→宇都宮間で運転された「いちご1号」が現時点での最後か。

特にここ1年ほどは、このB6編成がすっかり孤軍奮闘状態になってしまっている。

1ヶ月半ぶりの今回の185系の旅も、このB6編成に終始お世話になる。


まぁそれにしても、定期運用から撤退して2年余りになるがまだまだ注目度は高い。

かつての不遇を思うと、どうにも不思議な感覚になってしまうのだが。


幕変換がなされるまでが、まずひとつめのハイライトであった。

構内放送では「点字ブロックを踏まないで」と連呼されていたが、ちょいちょいとお構いなしの

撮影者が散見され、なんだかなぁという気持ちになる。


しかし今回も前面・側面幕とも、なんとも味気ない「臨時特急」表示。

5月の時と変わらない佇まいに、少しばかり寂しさを感じる。

まぁ乗れるだけ得か、とすぐに気持ちを切り替えるのも忘れなかったが。


10:26。

E257系「草津・四万1号」と並ぶ場面があった。

このE257系がこの列車に投入されていなければ、今年はおろか完全に引退するまでに185系の

多客臨時列車への再運用は無かったんだろうな…とまた改めて複雑な気持ちになる。


そんな複雑な感情がごちゃ混ぜになる中、発車10分前を切り動き出す。


キヨスクで“つまみ”を買いつつ、一通りの角度から185系を収めていく。


発車する直前まで、その熱気が鎮まることはなかった。


そんな熱気に引きずられて、肝心の列車に乗り遅れないように…

それこそ“発車0分前”ギリギリまで記録を重ね、いざ185系の旅を始めたのであった。


10:37。

いざ、上越路に向け発車!