ところが、今年の臨時列車は4・5月の「あしかが大藤まつり号」と同様に185系での運用へ!
これもまた「草津・四万」へのE257系導入の影響が出ている。
ということで。
乗りたい!
と思い立ったまでは良かったのだが。
指定券発売日、平日じゃん( ̄O ̄;)
これを取るためだけのために、仕事休めないしなァ…
と悩んでいるところに、救いの手が!
友達が取ってくれた!!
十数年来の鉄道趣味仲間が、わざわざ10時にみどりの窓口に並んで手配してくれたのだ。
かくして、6月17日運転の列車で往復、どちらもモハ車という満額回答で取得。
しかも今回は2枚ずつとのことで、その友達と“二人旅”する運びになったのだ。
だが、後刻問題が発生。
友達のライブと日程が被ってしまった!
ついうっかり、同じ日に手配してしまった…。
帰りの大宮着は18:24、友達のバンドの出番が20:00以前なら終わりや…
と危惧しまくり、友達にも問い合わせを発する事態になったが…
後刻タイムテーブルが明らかになり、21:30頃からのトリと判明して事なきを得た。
…ちなみにもう一つ、私的にも惹起した問題があったが…
それもどうにかやんわりとかわし、乗車当日を迎えたのだった。
当日は梅雨の合間の快晴に恵まれ、朝からグングン気温が上昇していた。
淀みなく準備をして、武蔵野線〜京浜東北線を経由して10:02、大宮に到着。
すでに発車番線となる7番線には、発車案内が表示されていた。
7・8番ホームには185系目当ての人が多数集まり、警戒レベルも上昇していく。
こちらは8・9番ホームに向かい、北方先端近くで友達と合流した。
この場所での迎撃は昨年11月12日以来になる。
「スペーシアきぬがわ」を撮りつつ雑談しながら待って、10:19。
谷川岳もぐら号、入線!
使用編成は「あしかが大藤まつり号」でも使用されたB6編成。
グリーンラインに復元されたC1編成は、警備上の観点から限られた機会にしか稼働していない。
大宮に限ると、3月25日に大宮→宇都宮間で運転された「いちご1号」が現時点での最後か。
特にここ1年ほどは、このB6編成がすっかり孤軍奮闘状態になってしまっている。
1ヶ月半ぶりの今回の185系の旅も、このB6編成に終始お世話になる。
まぁそれにしても、定期運用から撤退して2年余りになるがまだまだ注目度は高い。
かつての不遇を思うと、どうにも不思議な感覚になってしまうのだが。
幕変換がなされるまでが、まずひとつめのハイライトであった。
構内放送では「点字ブロックを踏まないで」と連呼されていたが、ちょいちょいとお構いなしの
撮影者が散見され、なんだかなぁという気持ちになる。
しかし今回も前面・側面幕とも、なんとも味気ない「臨時特急」表示。
5月の時と変わらない佇まいに、少しばかり寂しさを感じる。
まぁ乗れるだけ得か、とすぐに気持ちを切り替えるのも忘れなかったが。
10:26。
E257系「草津・四万1号」と並ぶ場面があった。
このE257系がこの列車に投入されていなければ、今年はおろか完全に引退するまでに185系の
多客臨時列車への再運用は無かったんだろうな…とまた改めて複雑な気持ちになる。
そんな複雑な感情がごちゃ混ぜになる中、発車10分前を切り動き出す。
キヨスクで“つまみ”を買いつつ、一通りの角度から185系を収めていく。
発車する直前まで、その熱気が鎮まることはなかった。
そんな熱気に引きずられて、肝心の列車に乗り遅れないように…
それこそ“発車0分前”ギリギリまで記録を重ね、いざ185系の旅を始めたのであった。
10:37。
いざ、上越路に向け発車!