昨日、西武2000系の2033F6両が横瀬に向けて廃車回送された。
朝には新2000系と組んで新宿線でラッシュの優等運用に入っていただけに、あまりにも唐突な
廃車回送となってしまい、西武鉄道ファンをいたく驚かせているようだ。
…とにかく、自分自身もあまりの展開の速さにとてつもなく驚いている。
何故かというと、一昨日の日曜日に国分寺線の撮影の時に見かけ、かつ乗っていたからだ。
8月21日、8:04頃。
目当てはあくまで土曜に続いて「前パン」だったのたが、来たものは撮る!
特に前日は運用が無く、日曜は朝から既に2編成運用に入っているのを確認したから尚更。
結果的にそれが功を奏することになるのだから、やはりちゃんと撮らないとね。
2033Fは、2031Fと共に1987年に製造され、編成番号としては2代目。
前年に発生した田無事故の代替としての製造で、機器は翌年から新製される新2000系と同等の
機器を搭載していることから、新旧の折衷と言ってもいい異端編成であった。
屋根上は押し込み式の通風機を搭載していたが、リニューアル工事の際に撤去。
また2031Fと共に、方向幕が全てフルカラーLEDに交換されていた。
さらに日曜日の夕方、イベント帰りに再度西武国分寺線に立ち寄り。
2451Fの撮影を中心としつつ、旧2000系もあれこれと撮っている。
16:46頃、恋ヶ窪駅。
まずここで、2451Fと入れ替わりに東村山に向けて発車していく2033Fを捉えている。
さらに時間は流れて、
2451Fを恋ヶ窪駅の国分寺方で撮影し、さらにしばらく待って2033Fを迎撃。
ここで、2031Fとの並びを撮影。
8月21日17:05、これが自分にとって最後の両編成の並びの撮影となった。
幾度も小川駅では撮ってきた並びだったが、これで見納めになろうとはこの時は知らなかった。
そしてそのまま、2033Fに乗って国分寺駅までの一駅区間のみ乗車。
これで2033Fとは気が付いたらお別れ、ということになった。
この2033Fの廃車が、旧2000系初のリニューアル車の廃車、という注釈もついた。
4月23日、小川にて
同、小川にて
とにかく、細かいことを挙げればキリがないほどよく遭遇した編成。
ザックリデータを整理移行したものを精査したら、まだまだ出てくる気がする。
それくらい、国分寺線界隈では特にこの8年くらいはよく見かけた車両だった。
2007Fのラストランの撮影に通っていた時も、よく遭遇して苦笑するほどだった。
それもいよいよ、先が見えてきたようだ。
今回は前パンに乗じて効率良くいけたが、いよいよ本腰を入れて撮りに…
回れる時間、あるんだろうか?
なんだかんだ忙しくてね(・_・;
そして、気になる個体がもう一つ。
実は最近、姿を見かけない2027F6両編成。
側面の車号表記は原型で、方向幕は3色LEDを装備する最後の編成。
車体の疲弊が激しく、てっきり先に廃車になるとばかり思われたが…
こちらの動向も併せて、また優先順位を上げて見守っていきたい。