関東大手私鉄個性派の終焉。(西武9000系RED LUCKY TRAIN編) | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

この冬、関東大手私鉄ではきっての個性派のうち2編成が相次いで運用を離脱していった。

西武鉄道9000系9103F「RED LUCKY TRAIN」
相模鉄道9000系9701F「相鉄最後の方向幕車」

かたや短編成化で転用先が約束されているが、もうかたやはまさかこのタイミングで、早い…などと
言われているが、どちらも製造から25年を優に超えているから、正直決して早いとは言い難い。
まして西武9000系なぞは、途中でVVVF化されたとはいえ、下回りの一部が旧101系由来だから実に
製造から半世紀近いものもあったのが廃車を早めた要因になっている様子。
やはり日頃からの記録が肝心なのだ、と改めて感じ入った人は多かったのではなかろうか。

さて、自分は。

改めてデータをひっくり返してみると、どちらも思っていたより記録を残していない。
特に西武9000系に関しては、近年西武線の利用機会が増えてきている割には意外に遭遇率が悪い。
遭遇してもタイミングがことごとく外れていたみたいで、まともに撮れていなかったのは痛恨。

…と思っていたが。

さらに細かくデータを改めてみたら、昨年のニューレッドアロー池袋・秩父線撤退のタイミングなど
付随して撮影したものをそれなりに見つけ出せたので、近く消滅する10両編成としての記録も含めて
これから先少しずつ出してみて、これからの多摩湖線での新たな活躍への餞としてみたい。

まず今回は、9000系の中でも屈指の個性派の奔りとなった9103F「RED LUCKY TRAIN」から。

2015年6月7日日曜日、所沢駅にて
武蔵丘車両検修場で行われた電車フェスタに参加するために、臨時電車を乗り継いで向かったのだが
それを待っている際に、対向の急行池袋行きとしてやってきたのだった。

京急電鉄とコラボレーションした9103Fが走り始めたのは2014年7月。
しかし一番最初に撮影したのは、運行開始から約1年近くも経ったこの日。
なかなか撮りに赴けなかったというよりは、赴かなかったと言った方が正しいかもしれない。
あまり西武鉄道に入れ込んでいなかった時期だったのもあるだろうし、単にこのコラボ塗装について
無理やりな印象を持って敬遠してしまっていた向きもあったかもしれない。

…まあ、実際に見てみると

意外に馴染んでいるな

というのが当初の素直な印象だったようだw

ちなみに、電車フェスタではこんなものを売っていたという記録もw
こういう類のものは近年ほとんど買っていないが、当時は物珍しさもあったらしい。

…以来、仕事の兼ね合いもあって、次第に西武鉄道に赴く機会が増えていく。

2016年6月5日日曜日、所沢駅にて
武蔵丘の電車フェスタは、翌2016年からは鉄道ものまね芸人・立川真司さんのパフォーマンス電車に
乗って向かうようになっていったのだが…
その2016年の臨時パフォーマンス電車に充当されていたのが、9103Fだった。

パフォーマンス電車がすごい混むことと、乗車号車によっては会場内の移動に難儀する事をこの時に
学習し、武蔵丘でこのような向きで撮影するのは、現時点ではこれが最初で最後のことに。

まあ、本当は立ち止まったらいけないんだろうけどね…(/ _ ; )
たった一度の記録、今にしてみれば相当貴重なショットだったかな、ということにしておいてw

それ以降は、基本所沢で出会う機会が多く。

2017年6月3日土曜日

2017年6月5日月曜日
以降は、見かけても乗る機会には恵まれず。

2017年9月30日土曜日、練馬駅にて


2019年6月1日土曜日
、所沢駅にて

2019年8月2日金曜日、所沢駅にて
対向列車としてすれ違ったり、所沢に行くとそれなりの確率で会う程度になっていた。
いつの間にか貫通扉のエコマークも外されていたが、特段気にも留めていなかった。

その流れが少しだけ変わってきたのは、今年に入ってから。

2020年2月28日金曜日、秋津駅にて
10000系ニューレッドアローの池袋・秩父線からの撤退に際して、西武線に撮影に赴く機会が激増。
それに関する移動で池袋線を使うわけだが、その際に偶然利用したのが9103F。
そのあと、たびたび遭遇することになる。

2020年3月3日火曜日、東久留米駅にて

同、富士見台駅にて
この時も撮影の流れで遭遇。
しかも、東久留米→石神井公園間のみ乗車していたらしい。
結局、乗車はこの時がとりあえず最後になったようだ。

そして、最後の撮影が2020年3月9日月曜日。
入間市駅から特急ちちぶ号に乗る前に、対向の飯能行きとして到着。
その発着を見送ったのが最後になった。
その後はなかなか撮影に赴けず、赴いても遭遇できなかったのは残念なことではあった。

しかし、今後の多摩湖線での再起はどのような姿になるのだろうか。
さまざまな想像が膨らむが、いずれにせよこれからの新たな活躍を期待したい。