武蔵野線205系、最後の旅立ち③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

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14:36頃、どうにか無事に入線完了。
なかなかにカオスな雰囲気になってきていたが、幸いにも罵声の類は聞こえず。

最後の姿を捉えるのは非常に困難ではあったが、醜い一線は超えなかったようだ。
これでもし罵声が飛び交うようなことがあったら、すぐに身を引くところだった。

天気も申し分ない秋晴れで、見送りにふさわしい気候。

今回も、発車LEDは特別仕様。

そんな見送りを、新習志野駅も愛情を持ってバックアップしてきた。
それも42編成全てに対して。
その恩に対して、見送るファンは果たして感謝できていたと思えるのか?
暴走行為を続けてきた人は、その恩を仇で返してきたという自覚、贖罪の念はあるのか??

そんな自問をしている余裕は、実のところはあまりない。

旅立ちの時間は、刻一刻と近づいている。

誰もが固唾を飲んで、その動きを見ている。

14:51。

ピィーッ‼️

ついに、一瞬の静寂を破る警笛が鳴った。

ゆっくり、ゆっくりと。

ついに、最後の旅へと一歩踏み出した。

その姿が見えなくなるまで、カメラを向ける。
この瞬間、武蔵野線での205系はここでは永遠の別れとなった。

…もう少し続きます。