ちょうど2年前、こんなブログを書いていた。
その中でも注目の筆頭株とみていた田園都市線の8500系8606Fが11日、引退した。
最後の方向幕装備車で、かつスカートも付けないままで注目を浴びてはや数年。
幾度も廃車の噂が流れ、その度に廃車回送はいつだと格好のガセネタ対象に上がり。
今回も一部で15日だと虚偽情報が流される不毛な情報戦の中で、ひっそり運行が終わっていた。
そんな8606Fとは、先月偶然に遭遇できたのが最後。
回送だから、記録できるのもこれで終わりなのかな
と、この時は漠然と割り切って考えていたのだが。
せっかくだから、長津田で迎撃することに。
それで中央林間まで行って、また回送で長津田へ戻って、夕方まで入庫。
どうしてそんな可笑しなことになってるのか知る由も無いが、ともかく乗れることになった。
到着してから幕変換だったので、レアな行き先も捉えながら撮影。
製造から45年、十分すぎる働きだっただろう。
2年も経つと、東急田園都市線もだいぶ様変わりした。
案の定8590系は先に姿を消し、2000系もまさかの9020系と名を変えて大井町線へ転属。
8500系も残り16編成となり、少しずつファイナルカウントダウンが近づいてきている。
さまざまな情勢変化に翻弄されながら生き永らえてきた同系列も、先が見えてきただろうか。
それでもまだ、東武線に直通しながら元気に走る姿には接することができる。
今すぐ、は情勢的に厳しいが、落ち着いた暁にはその爆走ぶりをまた存分に堪能したいと思う。