西武鉄道ニューレッドアロー、池袋線・西武秩父線定期運行終了① | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて。
ドタバタしっぱなしの年度替わりで、気持ちが全く落ち着かない&追いつかない日々ですが。
喪ったものの大きさは、ジワジワと胸に迫っている今日この頃です。

今回はコロナウィルスのこともあって、関連したイベントが全て中止・延期の憂き目を食らったのは
西武鉄道のニューレッドアローが池袋線・西武秩父線の定期運行から撤退したこと。
一度目の世代交代から24年半、1年かけてLaviewへの置き換えが終わり大きな転換点となった。
早いもので、定期運行終了から半月を過ぎてしまった。

それでも、まだ新宿線の「小江戸」にはニューレッドアローが残されている。
去就が注目されていた10105編成「レッドアロークラシック」も改正後は新宿線に移籍し、もう少し
活躍が見られるようで、少しばかり気持ちは穏やかに過ごせるようだが。
全ての記録と記憶を振り返るにはまだ早い、とのことでここ一ヶ月の積み重ねだけは出そうかなと。

2月25日、火曜日
ラストランヘッドマークが付き始めたと聞いて、仕事帰りのタイミングで所沢駅に出向いたのが最初。
この時、レッドアロークラシックとLaviewが並ぶ姿を最初に捕獲!

度重なる塗装変更の噂にも負けず、初代レッドアローカラーを維持!
そして今回のダイヤ改正では新宿線に転属して、もうしばらくは活躍を見せてくれそう。

そして、ヘッドマーク付きの101100編成を初迎撃。

まだまだこの頃は、そんなに撮影する人などいなかった。
そんな中でも三脚を立てているのがいて、苦言を呈したりもしたけど。

ちょうどスタンダードスタイルとの10000系との並びも、この時が最後の撮影に。

てことで、これ以降、さまざまなスケジュールの合間を縫って撮影する機会が増えていく。

2月28日、木曜日
業務上の行動範囲の関係上、主な撮影ポイントは西武池袋線所沢〜秋津間。
それも新秋津駅からほど近い、武蔵野線との交差地点横の踏切を選ぶことになる。
これについては、この少し前に鉄道写真家の南正時先生の撮影記録を参考にさせていただいた。

対象は、8時台に当地付近を通過する上下2本。
ダイヤ改正前は、どちらもニューレッドアロー指定列車として最後まで残っていた運用。
出勤前の朝で、被りのリスクは非常に高かった(現に何度も被られたし、この時もギリギリ)のだが
アクセスの良さを気に入り、このポイントで撮影する機会が増えていった。
時には目的を共にする人と談笑する機会もあったりして。
この日はギリギリ被りを回避して、ほぼ思い通りに10110編成を捕捉。

朝8時台は池袋側は逆光になってしまうが、デジカメだと補正さえうまくやれば十分。

そして、下りもすぐ後に来るから効率が良かった。
日によって来る編成が違うから、バラエティもあったし。

…ちなみにこの日は、時間があったので池袋から折り返し回送されてくる10110編成を再捕捉。
小手指にて。

さすがに平日午前中だから、ほかに誰もいない中でカメラを向けた。

ヘッドマークは立派なデザインが付けられたが、この情勢で関連イベントは全て中止になってしまい
静かに去っていく結果になってしまったのは惜しいことだった。
配布される予定だったクリアファイルを貰いに行くのも兼ね約半年ぶりの秩父行きを計画していたが
それも結局取り止めになったのが残念で仕方がない。

一人静かに入庫を見送り、池袋へ踵を返す。

効率よく池袋駅で10000系を出迎え。

特急のりばで、思い思いに名残の姿を収めた。

独特の風格を備えた西武池袋駅特急のりば。
ここに10000系が来ることは、きっと、もうない。