本日定期運行終了!箱根登山鉄道「サンナナ」最後の記録 2019.7.10 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

いよいよ今日で、定期運用終了!

いよいよ今週土曜日で完全引退する箱根登山鉄道の「サンナナ」。
先月1往復だけ乗ってきて、それで終わりにしようと考えていたのだが…
先週の10日に、唐突に時間が空いたのでまた乗りに行ってきた。

…今週は乗りに行けなくなったので、これが結果的に最後になった。
行ける時に思い立って行かないと、取り返しのつかないことになるのは想像がつくからね。
行っておいて良かったなと思えた、今日の昼。

この7月10日は、スケジュールと巡り合わせの都合から大平台で箱根湯本行きのサンナナを待った。

大平台→箱根湯本→強羅→箱根湯本、大平台→箱根湯本

というルートで、ゆっくり乗りつつ写真を撮るスタンスで。

さすがに撮り鉄は増えてきていたが、それでも目くじら立てるほどではない。

沿線はまだまだ、紫陽花が綺麗だった。

塔ノ沢にて

今年は長雨・日照不足な梅雨。
そんな中でも箱根登山鉄道に訪問すると、不思議と雨は降らずにいた。
蒸し暑さこそあるが、窓を開ければまだまだ快適。

この日は3両編成。
サンナナと共に走るのは、金太郎塗りの108号車。
実に対照的な、カルダン駆動の静かな走り。

この日は通称「三色団子」も運用入り。
夕方前に一足先に入庫していったが、このようなオリジナルカラー同士の並びはいよいよ見納めに。

サボのひっくり返しも、やがて消える所作。

まだ穏やかな強羅駅にはゆっくり滞在せず、サンナナと共に山下り。

紫陽花にしばし心を奪われて、

また並びを撮って、

一度箱根湯本駅を出て、山登りに挑む姿を捉えることも初挑戦。
この日は自分含めても撮影者は2〜3人程度だったが、今日あたりはごった返しているのだろうか?
くれぐれも他の観光客・一般利用客の安全に留意・配慮し、トラブルなく送り出して欲しい。

それは、沿線とて同じ。
大平台駅近くの4種踏切から。

惜しくも直前に、露出オーバーしてしまったが(´・ω・`)

ここも非常に手狭なポイント、少しでもはみ出せば触車の恐れが大きいため慎重に。

ここに限らず、箱根登山鉄道線内は沿線・構内とも手狭な場所が多い。
譲り合いながら、最後の勇姿を収めて欲しい。

自分にとっての、サンナナのラストカット。
これで、箱根の山の吊り掛けモーターの音は思い出の1ページになった。

なお、107号車は沿線の風祭駅に隣接する「株式会社鈴廣蒲鉾本店」に譲渡されることが決定した。
店舗の一部として利用されるとの由だが、かつて走った線路の横に安住の地を見出したのは嬉しい限り。
また搬入された暁には、蒲鉾を買いに行きがてら再会したいと願う。