【90's DOOR 016】1996年新年・八王子界隈の初詣臨熱き頃 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

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『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さて、90's DOORシリーズも、昨年から唐突に始めて不定期に気ままに15回書いてきました。
今年もネタが続く限り…いや、ネタはまだたんまりあるけど書き進めていないだけですが(笑)
こちらはあくまでもマイペースで書いていきますので、これからもお付き合いください。

さてこの時期、初詣に行ってきた、もしくはこれから行く、という読者さんは多いかもしれません。
ただ、私は様々な家庭環境や幼少からの確固たる信念から、寺社仏閣へ初詣に絶対行かないんですけどね。
そしてそれはこれからも、いっさい変わることはないのですが。

そんな新年、鉄道好きな人にとって気になるのは「初詣臨時列車」。
毎年、さまざまな臨時列車がイレギュラーなルートを辿って目的地を目指してきた。
多客臨も当時からあったが、面白かったのは関東では主に成田・鎌倉・高尾を目的地に向かう団体臨時列車。
びゅうプラザなど旅行会社が企画して運行していた団体臨時列車で、波動用として配置されていた急行型や
ジョイフルトレインなどを使用して、主に1月の週末を中心に運行していた。
しかし近年は、貸切バスの台頭などの要因からか次第に設定が減ってきている。
90's DOORシリーズ11回目でも取り上げているけれど、1995年前後は時折中央線でも珍しい初詣臨時列車が
往来していたから、それに関しては「鉄道ダイヤ情報」誌などをチェックして撮影に赴いていたようだ。

そんな1996年最初の日曜日、1月7日。
この日は中央線は初詣臨の集中日だったらしく、アルバムを開くと撮影した記録が。
八王子にて

まずは、八王子駅の中線に停車中の、JR東日本長野支社にいたジョイフルトレイン「浪漫」。
成田から帰る途中に、時間調整で停車していたみたいだ。

この時牽引していたのは、当時長野総合車両所に配置されていたEF64 42号機。
当時は「浪漫」が上京してくるタイミングなどで、この42号機もよく見かけたものだったが…

高尾にて

そしてこの日は、高尾に移動していた。
この頃、高尾臨も全盛。
中でも出色だったのが、高崎方面から八高線を経由してDD51の牽引で乗り入れていた列車だった。
編成は高崎運転所配置のDD51 815号機に12系客車が7両で、当時の需要の高さが伺える。

ところが。
写真を見て気がつくとは思うが、ほとんど撮り鉄が居ないのだ。
この日、他に団臨もあったからなのか、折り返しの間合いが長かったからなのか、夕方逆光になるからか。
この写真も、プリント写真をスキャンしてから明るさ補正を暗めに掛けている。

それも、DD51がそのまま中央線に乗り入れてくるという大変にレアなシーンだった。
今だったら初詣客以上に撮り鉄が溢れそうな事案だろう。
なおこの乗り入れ運用は、1998年の初詣臨を最後に設定が消滅したそうだ。

この間に新前橋電車区165系モントレー色も団臨で発着。
こちらはますます撮り鉄はおらず…

今にして思えば、なんて贅沢だったのだろう!

しばらくして、相模湖方に一旦推進で押し出してから初詣帰りの団体客が待つ3番線に入線。

2番線、本当撮り鉄がいない。

201系との並びも、懐かしい思い出。

本当に誰もいない中、苦心して撮ってこの場をそそくさと撤収したらしい。
それにしてもこの時、なんで八王子まで先回りして迎えなかったんだろう?
帰り道だから可能なはずなのだが、記録も記憶もまるで無いなぁ。
3・4番ホームに移動して拙すぎる写真を撮っていたところまでは確認できるんだけどね。

あれから23年、デジタル技術でここまで加工できるとは感慨無量だね。
まだまだ出したいものはたくさんあるので、他のネタとのバランスを取りつつ公開していきます!