2018.11.30 ついにラストラン!関電トンネルトロリーバス…序章 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

11月30日、金曜日。
あるひとつの【鉄道線】がこの日、路線図から姿を消した。

関電トンネルトロリーバス

バスとは書いてあるが、法律上は【無軌条電車】と称される立派な鉄道。
それが来シーズンからEVバスに置き換えられることになり、鉄道事業の廃止を申請したのだった。

乗りに行こうという考えは、15年ほど前からあった。
が、仕事などによるスケジュール作成の困難さや予算など、諸々条件が折り合わず先送りにしてきた。
いざ長期で休暇を取れても、アルペンルートのオフシーズンで運行が無かったりタイミングが合わず。
先送りに先送りを重ね、富山に住んでいた友人は逝き、気づいたら早くも廃止まで一ヶ月を切っていた。

しかし、Facebookの友人のタイムラインを見ているうちに行きたい気持ちが次第に膨らんできていた。
静岡に行った後にタイムラインを見て、なぜ静岡に行ってしまったのか(それも2日も)と後悔もした。

そして…11月30日。
まさかのトロリーバス営業最終日に、北西に進路を取った。
7:21。
立川駅からスーパーあずさ1号に乗車。

この乗車が、初のE353系。
中央線沿線にずっと居る割に、デビューから約1年にしてようやく初乗車。
自由席は大月までには乗客も多く降り、落ち着いた状態で静かに走っていく。
後ろの席で車掌に「少し揺れるネ」と仰っていた乗客氏が居たが、それでも前任のE351系のような振り子の
特有の揺らぎはなく、終始安定して乗っていられたのは幸いだった。

上諏訪にて

「あずさ8号」と行き違い。
E257系も遂に来年春のダイヤ改正での撤退が決定。
中央線の特急勢力の大変化がもうすぐそこまで迫っているので、貴重なカットに。

そんなE257系、塩尻で回送に遭遇。
調べてみると、春くらいから尾久に疎開していた編成で、一度松本に戻ってまた尾久に疎開したらしい。

松本にて

スーパーあずさ1号は、ほぼ定時にて松本に終着。
中央東線115系定期最終運行以来、約3年ぶりの松本へ。
ここから大糸線に乗り継ぐが、大糸線はなんと15年半ぶりの乗車。
のんびり鈍行で、北に向かう。

やまかわほーたか、こーこでいっぱつ…

ってTwitterで呟いてたら、某鉄道ライター氏から反応が(笑)

そして11時、信濃大町へ。
この駅には、初めての下車。

若干距離感が掴みにくいアルペンルート情報案内。

改札から向かって左側に歩くと、小さな小屋が。
ここで扇沢駅行きのバス乗車券を購入。

今回は立山に抜けないので、往復乗車券を購入。

11:20発は、アルピコ交通の担当。
運転士氏と談笑したり、時間があったので駅前のおみやげ屋で豚まんを買って軽食補給。

いざ、急峻な山々へ!

…といっても、バスではあまり目立ったエポックもなく(笑)
大人しく、到着に備えるのみ。
車内は、いかにもトロリーバス目当ての人が数人いた以外は至って穏やか。
地元の区間利用もいたが、アルペンルート最終日、トロリーバス最終日とは思えない静けさ。
シーズンオフはこんなもんらしい。

そして、信濃大町駅から30分余り。
扇沢駅に、無事到着。

…静かだ。

駅看板前に立ち、到着を噛みしめる。

乗車券も、待ち時間僅かでわけなく購入。
ラストイヤー記念乗車券もセットで。

…さて、最終便の整理券はどうなったのかな?