バラエティトレイン・いずっぱこ2018③駿豆線1300系と「踊り子」 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

大雄山線編はこちら
駿豆線オリジナル車両編はこちら

伊豆箱根鉄道シリーズも、今回で最終回。
また乗りに行く機会は、必ずありそうだけどね。

駿豆線は、自社発注車だけでないバラエティに富んだ車両がまだまだ走っている。

1300
在籍両数:6両

2008年から2009年にかけて、西武鉄道から新101系電車を譲受。
それまであった、やはり旧西武鉄道701系を譲受した1100系を置き換えている。

譲受にあたって、1100系や3000系と同様のカラーとなったものの、側面は青帯が2本とされた。
また前面の縦桟も黒く塗られたため、遠目のイメージは西武鉄道3000系に近いものになった。

秩父鉄道向けの譲渡車と違うのは、種車は4両編成のクハとモハの奇数車と、2両編成のクモハの偶数車を
組み直した上で譲り受けており、改造面では合理的だが車歴的には少々複雑になっている。
(製造メーカーは全車東急車輛)

現在2202編成は、100周年記念で大雄山線5000系5503編成と同様に側扉にラッピングがある。

そして、2201編成は2016年12月から西武鉄道での新製当時の塗装に復元された。
伊豆箱根鉄道では「イエローパラダイストレイン」と称され、イベント列車への充当が多い。
3両編成であることと前面の車両番号・スカートを除けば登場当時を偲ぶには十分。
西武鉄道にも復元塗装があるけど、車体更新で前面種別幕が撤去されているからこちらの方が美しいかな。

こういう風景を見ていると、西武国分寺線あたりを走っているのかなと思うが、静岡県である(笑)
往時を偲ぶために、静岡県に足を運ぶのも悪くはないね。

2201編成は9月15日から11月1日まで、ハロウィン電車として運行中!伊豆箱根鉄道ホームページ
写真ではよくわからないが、前面行先LEDも特別バージョンとなっているので要注目!

そして、駿豆線と言って忘れてはならないのが。
JR185系特急「踊り子」。

それまで乗り入れていた153系急行「伊豆」を置き換えてから、はや37年。
東海道新幹線に屈さず、近距離特急の旗頭として伊豆急下田行き共々最長15両編成で運行してきた。
気がつけばJR東日本・JR東海管内では最後の国鉄型による定期特急列車になってしまった。

駿豆線内での停車駅は三島田町・大場・伊豆長岡・大仁。
毎日運転の2往復のほか、指定日運転の1往復、土曜運転の修善寺行き、日曜運転の東京行きを設定。
線内の相互利用は特急料金不要の実質快速列車扱いで、自由席2両のみ利用が可能である。

185系もすでに波動用車両から置き換えが始まり、この「踊り子」にも中央東線からE257系の転入が決定。
リニューアルを受けながら第一線で走り続けてきたが、いよいよ先が見えてきたようだ。

ただ、E257系は9両編成と増結2両編成の構成のため、どのように組み替えをして持ってくることになるか
いまだリニューアルの詳細、転属後の運行計画は明らかになっていない。
房総用の500番台が5両編成だがそちらも余剰気味なので、進捗次第では幕張からも転属があり得るのか?
もっとも、この修善寺乗り入れを残すことが大前提の話にはなるが。

いずれにしろ、記録はお早めに、というところ。
今回、2回足を運んで撮り、さらに乗って見てきたがまだまだ撮る人も少ない。
どちらかというと、ラブライブ!サンシャイン!!のラッピング車の方が注目度が高いかと(笑)

駿豆線内では、先頭車の前照灯は日中は点灯しない。
すっかり日中点灯が慣れっこになっている昨今では、逆に新鮮だったり物足りなかったり。

構内踏切から間近に車両撮影ができるのはJR線内には無く、駿豆線内ならでは。
もちろん線路敷内は立ち入らないように、かつ対向列車到着で踏切が鳴ったら即移動するのが大原則だ。


そして、恒常的に三島の連絡線を行き来するのも185系「踊り子」のみ。

連絡線を渡っていくシーンも、日常にあるうちに押さえておきたいもの。

さらには、昭和を感じさせる懐かしいアイテムと絡めたり。

駿豆線からは離れるが、熱海駅での分割併合シーンもね。

…あとは温泉に入りたい(笑)

※この2日間、結局足湯にすら浸かる暇はなかった

来年の春くらいまで、駿豆線界隈から目が離せなさそうだ。