TAKE OFF7、2年3ヶ月の重みと珠玉の思い出。 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

それは、不思議な感覚だった。

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この前に立ったとき、初めて、なんの思いも湧かなかった。

真っ白になっていた。

白。

ふわふわしたまま、しばらく立ちすくんでいた。
あれはいったい、なんだったんだろう?
それは今、振り返ってみても、まるで理由はわからない。

そんな感覚も、階段を下りて一歩足を踏み入れたら、変わった。

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たいちょう、おつかれー!

なんか声が聞こえてきそうな気がした。
でも、いない。
そこには、やけに広く感じるロビーがあるだけ。

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さらに客席に足を踏み入れると、懐かしい赤い椅子が出迎えてくれた。
移転前から受け継がれている、年季の入ったパイプ椅子。

そう、自分がやらせてもらった時にも、それは確かに置いてあった。
所々修理した跡が、その場所での記憶を、一気に呼び戻させる。
あの場所にDJブースがあって…
この場所でシートを敷いてマッサージしながらライブ観て…とか。

渋谷TAKE OFF7。
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最初に足を運んだのが、2000年9月。
そこからしばらく縁がなく、足繁く通うようになったのが2005年に入ってから。
それからはだいたい月に一回、多いときで月四回、三日連続なんてこともあった。

四国、東北の旅先から駆け付けたこともある。
年越しのカウントダウンライブも、2005年から5年連続で参戦していた。
この場所で縁したバンド、ミュージシャンの顔を、次々と思い出す。
今もやっている人、もうやってない人、バンドを解散した人、もう亡くなった人…

そして、ライブに出させてもらった場所のひとつ。
2005年9月14日と2006年3月22日という日付だけは、未だに忘れない。

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昨日行って嬉しかったのは、ずっと見に来ていた時、出た時にお世話になった大山さんが
PA卓に座っているのを見つけたときだった。
変わらない笑顔での対面に、一気に相好が崩れた。
良かったことも、悪かったことも知る貴重な一人。
懐かしい話に花が咲き過ぎて、仕事を中断させてしまうところだった(汗)

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聞間拓も、観ていてタイムスリップしたような気持ちになったね。
その気持ちのマグマは、その頃より数倍も熱くなったかなとは思うけど。
かつてよく演奏していた曲を歌ってくれたのが、なにより嬉しかった。
ラップのパートまで鮮明に思い出したのには笑ってしまったけど(爆)

2年3ヶ月。
その空白は、なにをもたらしたか。
起きた頃はわけがわからず、怒り悲しむばかりだったけど…
今のステージに辿り着くためには、必要な流れだったのだろう。

様々な思い出が積み重なったこの場所から、また新たな道へ。
少しでもさらに笑えるように。
それは周りからももたらされるけど、結局最後は自分自身。
自分もこの場所から離れてみて、ようやく気がついたことだった。
その経験が、まだまだだろうけど、今の自分には生かされている。
そういう意味でこれからも、ホームだったこの場所を忘れない。

また来よう。昨日よりもさらにとびきりの笑顔で。
また会おう。