きしのりこpresents『心音~kokone』@東新宿真昼の月 夜の太陽 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

そして、昨夜のライブ。
そもそもは、このライブが昨日は一番最初にセッティングされていた。
他のスケジュールは流動的でも、ここは全く変えるつもりはなかった。

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なにが自分を、そこまで頑なにさせていたのか?
そこに、今の自分の音楽、ライブに対するこだわりがある。
細かい説明をし出すときりがなくなるほどの、熱く繊細なこだわり。
それをさせるきっかけになった、張本人のライブだから。

昔だったら、迷ったら見に行かなかった。
たぶん父の思考の影響だろうが、それでずいぶんチャンスを逃していたのではなかろうか。
その負のパターンを180度改めた、きしのりこの珠玉のひとこと。

迷ったら、来ること!

まず見に行ってみよう。今後どうするか考えるのは、それからでいい。
食わず嫌いする前に、まず食べてみよう。案外好きかもしれないよ。
それを自分は、一番最初にきしのりこのライブに赴いた時に言葉をいただいた。
それがあるから、今の自分がある。

それともう一つ。

だからと言って、ただ楽しいだけ、ただ音楽がいいだけでも成り立たない。
そのいずれかが絶妙なバランスで合わさって、ライブに参加して良かったなー!になる。
それは、その時々の森羅万象で答えが決まる。
だから、完璧に良かったなんてことは、この25年間で一度たりともない。
ないけれども、限りなく近ければ近いほど充実感も比例して大きくなる。
その充実感を追い求めて、いいライブを探し当てては見に行く。
昼の塩塚博さんもそれで充実感を得られたしね。
ことにこの一年余りで、その判断基準は格段に厳しくなっているし。

そしてこの夜も、その充実感を全身にまんべんなく浴びた。
オープニングアクトを務めた初見の有坂ともよ、そして花枝聖くんに皐月さん。
三者三様の音の光を浴び、すでに気持ちは満たされていた。

そして、メインアーティスト・きしのりこ。
彼女のすごさは、歌もMCもわかりやすいくらい気持ちが表に出てくる。
笑いも、怒りも、哀しみも。
それをストレートにぶつけてくるから、こっちも同じスタンスで返せる。
ここまでハッキリできることって、実はほとんどなかったりする。
そのバランスが一番安定しているのが、彼女のライブのたまらない心地良さなのだろう。

気がついたら、全身をそのライブハウスの空間に身を委ね、泳ぎ切っていた。
力を抜くだけ抜いて、そう、それはまさに『ごくゆる』の境地。
こんなリラックスしてライブ観れたことって、今まであったかなあ。

やっとここにきて、ライブを見に行き始めた頃のスタンスに戻りつつある。
そこに至る条件こそ細かいけど、それを満たされた時に自然と現れるスタンス。
それが現れたのを自覚できた時が、最高に満足。
それを自覚できるようになったのが、最近になって激増しているのだ。

自覚できなくなった時は、容赦無く見直して、仕分けして。
少しでも問題をクリアーにして、環境を整えて。
そのためには、時にはヒール役すら演じることも厭わずに。

それを経て得た、今のこの至極の時間。
得た以上はもう離したくないし、少しでも長続きできるようにしたいものだ。

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例年のワンマンライブから形を変えて、また新たなスタート。
この素晴らしい三時間半を過ごせたことが、今年のGW最大の収穫だ。

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恩人ふたり。
感謝して、またその先へ。