実は、ここに至るまでには幾つかの紆余曲折があった。
その一端がお店のパソコン故障だったんだけど。
実は、昨夜、本来はまったく別のところに行く計画を立てていた。
ライブイベントの詳細も熟知していたが、それでもそちらを優先していた。
そもそもエージさんとは23日、実にたった4日前に会ったばかり。
前回、月に二回ライブに行くことすら異例なことなのに、月に三回目?
ならば、無理して行かずに、最近ご無沙汰だった場所に行こうと考えた。
ところが、そちらの場所の雰囲気がどうもおかしい。
それは、時間を追うごとに増す一方だった。
普段だったらそんなこと考えてもみなかったのに、何故だ?
あまりに気になったので、一旦帰宅した夕方に当事者にメールをした。
勘は当たってしまった。
それも想像以上の結果を持って。
あまりに驚いたので、今日はどこにも行かないでおこうという選択肢もあったけど
こういう時に期待を絶対に裏切らないのがききまたくであり高田エージ。
結果として行動スケジュールが当初の予定よりかなり前倒しになり、とてつもなく
大変だったけれど、会場への道すがら道に迷ったマイミクさんにも会えたし(笑)
ライブも言うまでもなく超最高!のオンパレード。
あぁやはり裏切ってはならないのだ!と改めて強く確信した夜になった。
ききまたくは、13日のワンマン以降確実に味わいが増していた。
一曲一曲の重み、深みが、よりリアルに自分の身にかかってくる。
この曲はあぁ、こういうことだったんだと分かってくることが増えた。
逆境を乗り越えてきた人達の強さ。それが垣間見えた。
そしてエージさん。
本当に4日前にライブツアー終えたばかりなの?
たった4日前のことが、一気に相当前だったかのような。
全力投球?いやいや、それ以上遥かに上のとてつもない迫力だった。
たったギター一本で、エージさんがステージから笑顔を放つそれだけで、会場内の
空気が一変していくその【ココロの心地良さ】は芸術的だった。
ライブ中の瞬間は、朝からの一連の出来事もすべて忘れていた。
太陽もお月様も、OKだってさ♪
ってね。
会場のBIG MOUTHは、5月以来二回目。
ライブタイトルに『vol.2』がついてあれ?と思ったが、この5月に共演したのが
一回目としたのか。確かにあの時もすごかったけど。
そのタイトルに嘘偽り無く、間違いなく下北沢のあの空間は熱帯と化していた。
ガラスは見事に曇り、エージさんが会場から落ちる!と錯覚してしまうほど(笑)
帰宅の道中、それこそ自宅に着くまで自分の身体は火照っていた。
あそこまで外の冷たい空気が心地良く感じたのは久々だった。
現時点で最強の組み合わせが放ってくれたもの…
それはショックを溶かし、次へ進むパワーを与えてくれた。
日に日に、あの時考えたことに対する確信が深まっていく。
ライブが終わっても、名残惜しく宴は終わらなかった。
会場内に流れているBGMに身体が激しく反応しながら、歌い語る時間。
特にエージさんとは、こんなに話したのは久々だったような気がする。
これまた帰り、終電にかなり慌ててしまう結果になったのだけど、なにもかも全て
最高の形で締めくくることができる嬉しさ。
10年に渡って少しずつ紡いできた縁、積み上げてきた信頼の?実績。
この物語は、きっとまだまだ続くだろう。
いや続く。
続かなければ自分は死んでしまう(笑)
ここだけは、何がなんでも止めてしまってはならない。
そう、命を刻む残酷な音【ドクン】とともに…