2011-9-26 203系最終運用追跡記【前編】 | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

9月26日。

激動の昭和~平成の通勤を底辺で支えた、通勤型電車最期の日。

この勇姿を撮影するために、気合いを入れて起き、我孫子に向かった。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
6時半の我孫子は、さすがに撮り鉄は皆無に等しい。

平日の朝ということも影響しているのか…?


たいちょうの心のつぶやきVer.2
先に、E233系が17K運用で出庫してくる。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
続けて通過して行くE653系「フレッシュひたち」でウォーミングアップ。

そして…


たいちょうの心のつぶやきVer.2
取手方から、ゆっくりと


たいちょうの心のつぶやきVer.2
以前から報じられていた通り、19K運用で…

最期の走りを見せるため、マト55編成は予定通り自らの前に顔を出してくれました。

いよいよ、ラストランの始まりです。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
当日のファーストランは我孫子発取手行き、所要時間わずか7分の区間列車。

さすがに、撮り鉄も含めて利用客はほとんどいません。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
常磐緩行線で我孫子~取手間が運行されるのは、朝夕のみ。

普通に過ごしていても貴重な「取手」方向幕、これで見納めです。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
ほとんどお客のいない我孫子のホームで、静かに発車を待つ。

そして6:45、定刻に発車。


たいちょうの心のつぶやきVer.2 たいちょうの心のつぶやきVer.2
途中、天王台に停車。

当たり前だが、ここから乗る人はほとんどいない。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
外は生憎の曇り空。

それも、この車両らしくて良かったのかもしれない。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
一歩一歩踏みしめて、左に快速線を見て最徐行で取手駅へ。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
ラッシュ時にしか使われない割に、かなり幅広な取手駅緩行線ホーム。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
203系とこの駅名板の組み合わせのラストカット。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
次代の東京メトロを担う、16000系が入れ替わりに入線。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
運転士が折り返し点検。


19K、代々木上原、ヨシ!


たいちょうの心のつぶやきVer.2
準備も整い、6:57、慌ただしく発車。

これが203系最期の取手入線になりましたが…


感傷に浸っている間もなかった。

しかも、平日の朝ラッシュってことで、代々木上原方の先頭車は女性専用車になるので。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
取手から代々木上原まで、最期の全線走破は3号車・モハ203の車端に陣取る。

体力を温存しつつ、モーター音をひたすら堪能しながらの旅をすることにした。

取手発車時は、まだまだ多数の空席が残る余裕の旅立ち。


たいちょうの心のつぶやきVer.2 たいちょうの心のつぶやきVer.2
天王台のホームも、これでお別れ。


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たいちょうの心のつぶやきVer.2 たいちょうの心のつぶやきVer.2
次第に通勤客が増える中、車端でじっと過ごす。

ふと見渡すと、ひとつひとつの造形がたまらなく愛おしく思えてくる。

そして、東日本最後のサイリスタチョッパのモーター音。

こうやって聴き浸れるのも、これで本当に最期。

しんみりしながら乗っていたんだが…


体力の限界は容赦なく、時折落ちてしまったことを今だから告白しておきます。

32歳、いい加減若くないんです。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
千代田線に乗り入れて後半になると、またまた車内も余裕が出てきました。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
製造から27年、営業運転最期の走り。

車体を震わせてひたすら奮闘。


たいちょうの心のつぶやきVer.2
そして、小田急4000系を見ながら地上に抜け…


たいちょうの心のつぶやきVer.2
最期の代々木上原駅入線、若干遅れましたが無事に到着。

引き上げ線の進路開通まで、しばしホームでまどろみます。

反対側の女性専用車列に並ぶ女性陣の視線が多少痛い気はしますが、本当に最期になる

組み合わせを、思い思いにデジカメで撮影していきます。