今年のNHK大河ドラマ「平清盛」の展示が江戸東京博物館で開催中。
もうひとつのブログ「なりきりウォーカーがゆく」でも書いているが、茶道ネタをこちらで!
展示に「馬蝗絆」という名の茶碗があった。
以前どちらかの展示で拝見したことがある。
その時の表示は、室町時代に青磁の茶碗が欠けたため、今の中国(明)に送り、同じ物を作って欲しいと以来した。
ところが、もう作っていないからということで、欠けた部分を鉄(素人目には大きいホチキスの針に似てる?)で接いで返してくれた~
と。
その鉄で接いだ部分も景色になっている。
大胆な接ぎ方だが、それも簡単に出来ることではないだろうな。
こちらの「馬蝗絆」は、平清盛の息子・重盛が中国(南宋)に黄金を贈り、その御礼に贈られた物とのこと。
海外との交流を求めた清盛の時代らしい話である。
また、何度か美術館で拝見したことのある茶碗「俊寛」。
茶碗の展示はないが、「俊寛」その人の名が!
俊寛は平家打倒を仲間と目論み、発覚した。
そのため喜界島に流されたのだ。
そして、清盛の孫が生まれ恩赦で許される罪人もいた。
一緒に喜界島に流された仲間は許されたが、俊寛だけは許されず島に残された。
「俊寛」という名が茶碗に付けられたのも、その茶碗に纏わる逸話からであろう。
茶碗「俊寛」は三井記念美術館で時々展示される。
俊寛のストーリーと時代が繋がったぞ!(※今更)
ちなみに俊寛たちが流された流刑地ははっきり特定されていないとのこと。
でも焼酎になかったっけ?「喜界島」
今回の展示では、発掘された茶碗もあった。
白磁、青磁など大陸からの物である。
平安時代に交易があったのだなと、改めて知った。
知らないことも多いようだし、「平清盛」も楽しみになってきた。
興味のある方は混む前に、ぜひ!
ドラマは今度の日曜日(8日)から!