ヤスユキブログ -67ページ目

免疫力

僕はしょっちゅう風邪をひく。月の1/3は軽い風邪をひいている。
もともと病弱だったわけではない。
キックボクシングを始めた頃から体質が変わった。
健康志向だった僕にとってはけっこうショックだった。
適度な運動は体にいいのだが、激しい練習を繰り返していると体の免疫力は落ちてしまうらしい。
練習を積むにつれて病弱になっていく自分が嫌だった。
ただ一週間体調がいい日が続いたりすると逆に不安になる。追い込めてないなと。
体調が落ちてくると変な安心感に浸ることができる。

そして今も風邪をひいている。いい練習が出来ている証拠だ。
試合まであと一ヶ月半この状態が続くと思うと憂鬱だが、試合後の解放感のために今日も頑張ろう!

ギャンブル

僕は普段ギャンブルはしない。
だが、タイにいる間はしょっちゅうやっていた。
ムエタイの試合は賭けの対象になっている。
自分の試合もそう。
僕は毎試合自分自身に金を賭けていた。
一回2000バーツ(6000円)ほど。
勝てば倍。負ければパーだ。
普通のギャンブルと違うのは運任せではないということ。全て自分の頑張り次第。これはやりがいがあると思った。
しかし賭けるのは自分だけではない。知り合いになったタイのオヤジも毎回僕に賭けてくれていた。
勝てば上機嫌だったが、負ければボロカスに言われた。タイ語なので何を言われていたのかは不明だが金がかかっているので試合中の声援はかなり熱い。
結果的に勝ちの方が多かったため、プラマイで言えばプラスに終わった。
3連敗していた時、連絡を取っていた日本の友人からは「有り金を全部突っ込んだら勝てるんじゃないか」と言われたが、さすがにそこまでの勇気はなかった。
だが、“負けたら帰国できない”
そのプレッシャーがあればどんな相手にも勝てていたのかもしれない。

今更ながら。

僕は格闘技を始めて9年ほど経つのだがいまだに不思議に思っていることがある。
僕は人と殴り合いの喧嘩をしたことが一度もない。
殴り合いどころか喧嘩すらほとんどした記憶がない。
昔から争いごとが嫌いなのである。
こんな自分がキックボクシングという競技と出会ってどう変わったか。
殴る蹴るという行為。暴力のそれとは全く異質なものなのだが、やはり自分が放った攻撃で相手を傷つけてしまうことがある。
憎くもない相手を思い切り殴ることについては今でこそ当たり前のようになってしまっているが、格闘技を始めた10代の頃はずっと疑問に感じていた。
自分の性格とのギャップに戸惑っていたのだ。

性格的には完全に不向きな競技だと思った。
しかしもう9年もやっている。なぜだろう。それはやはり自分の内面を思い切り出すことができるからではないかと思う。それが快感になり中毒症状になっているのではないだろうか。
出来ることなら生涯現役でありたい。
しかし、引退までのカウントダウンは今この時も進んでいる。
あと何試合できるかわからない。もしかしたら次戦で終わってしまう可能性もある。
焦りはないが、僕には時間がない。自分は思い切りやったんだ!と引退後、胸を張って言えるような選手生活を送りたい。