「ぼくのかんがえた自主映画のきやくほん予算は108円(税込)」
「ストッキング兄弟」
一本のストッキングを兄弟で被って生活している。
右脚部分は兄、左脚部分は弟が被っている。
二人が仲良く歩いていると、T字路に突き当たる。
兄は右へ、弟は左へ歩き出す。
ストッキングがぐいーーんて(10メーターくらいかな?)伸びて、兄のほうのがすぽーんと脱げる。
兄、爆発する。
弟は兄の代わりに右脚部分を被る人を見繕う。
そこらへんを歩いてるサラリーマンに無理やり被せる。
サラリーマンは最初とっても抵抗するけど、ストッキングがすごく良い匂いなので大人しくなる。
二人の生活が始まる。
弟の方が古株なので、ストッキング弟はストッキング兄になる。
サラリーマンはストッキング弟になる。
2人が仲良く歩いていると、T字路に突き当たる。
兄は左へ、弟は右へ歩き出す。
ストッキングがぐいーーんて(思い切って30メーターくらいいっちゃおう)伸びて、すぽぽーんと2人とも脱げる。
兄、爆発する。
弟、爆発する。
T字路の真ん中でストッキングがひらひら舞う。
地球が爆発する。
「ジーパン兄弟」
ストッキング兄弟とだいたい同じ。
ただ、ジーパンはあんまり伸びない。
「ヒートテック兄弟」
ストッキング兄弟とだいたい同じ。
サラリーマンが大人しくなる理由が“すごく暖かいから”に変わる。
以上、三本。
予算は108円(税込)
(↑これは10年以上前に暇すぎて頭がおかしくなって書いた文章を転載しているので、読んだ時間を返せ等の思いは、10年前のうんこみたいな文章の消費税率を8パーセントに書き換えた労力は認めてやるかという、おおらかなスタンスでアレしてくださると喜びますことを申し上げます)