この話の後日談。

写真の青年は、キャップ🧢の通販のモデルさん。



自由なアメリカ青年を連れて来たジョシュからアメリカ帰国後、滞在のお礼と友人を連れて行ったお詫びの電話が来た。


ジョシュは、私の父の従兄弟の息子さん。

小さい時から優しく頭良く、きちんと育った青年だ。


やりたい放題だった友達は、私立高校の友達だと言う。

高校時代は、ジョシュの様にボタンダウンとチノパンが似合う爽やかな青年だったそうだ。


仲良しグループの1人で皆でお互いの家を訪問する仲だった。

大学に入ってからは、対面で会う機会が減りながらも付き合いは続いていた。


自由青年、大学でガラッと変わったらしい。

フラタニティで同じ様な家庭環境のおぼっちゃまばかりといるものだから、すっかり思い上がりになってしまった様だ。




フラタニティと言うのは、大学の寮。

一軒家の様な建物が多く、社交クラブの様でもある。誰もが入れる訳ではなく、面接なども有る。ボランティア活動をやったりもするけれど、似た様な人種、裕福な家の子ばかり。親もまた、その出身だったりする。

女性なら、ソロリティと言われる。


自由青年の変わり様には、ジョシュが一番驚いた様だ。

沢山のタトゥーをジョシュも知らなかったそうだ。

去年、かなりリッチな両親が離婚したりの色々でやけになったのだろうか。


将来は、マンハッタンの法律事務所で働きたいそうだが、タトゥーは、宜しくない。

早く消した方が良い。


真面目な話しや私達家族の職業の話には食いついて来た。もともと頭は良いのだと思う。

でも、初訪問での家であの行動は宜しくない。


そして青年が帰国して数日後、青年のお母さんから電話が有った。家を出たとは言え、まだ10代の大学生。

アメリカらしからぬ、親から大変失礼をしたとお詫びだった。

教育ママと言った話し方。

両親共に大手事務所勤務。親の様に仕事したいと思っているのだろうか。


わざわざ自分のがやらかした事を母親に話していたのだ。

まあ、とことん悪い青年ではないのだろうけど、我が家に来てねーとは、言い難い。


彼の親と同業が多い我が家とは、友好関係で有りたい母親の考えが見え隠れした。

真の謝罪には、聞こえなかったなー 残念。