再演のお知らせで、5年前初演の感想を綴った自分のBlog記事を読み返しました。そこには「愛おしい人」「愛おしい」言の葉が溢れていました。


また ここで!!があるのなら「その時。」また読み返したい。だから今、中板橋新生館「ひなげしの咲く頃」の思い出を私の宝石箱の中へ✨💎✨

 

 

 


2018年10月7日(日)

12:00〜C歌(中谷・後藤・谷・波崎)
16:30〜B花(佐藤・中谷・武藤・谷)

最終日に中谷さんと茜子さんペアが初めての組み合わせだったのです!演出家さんは何も考えていらっしゃらない日程だったかもしれないけれど。初日と千秋楽の配役のバランスが私には絶妙で、見れたお席も最高で。舞台の神様っていらっしゃると感激していました。

マチネは中谷さんと茜子さんZERO💻
ZEROの「哀しい」の表現🎶
お決まりの30代独身男性アドリブが千秋楽に中谷ウタイさんにリンクされてうけました。(笑) 
泣こうと必死なwZEROには泣くどころじゃなくて大笑い。楽しかった🎶
だから千秋楽マチネは最初泣けませんでした。
というより「今日でお終い。」と頭の中がぐるぐるして涙が出なかったのです。
だけど。ウタイさんの温かさの中でZEROが生き生きしてたし。笑った後の心の振り幅が最大になり、中谷ウタイさんの「今日の日にさよなら」の歌とZEROの一生懸命さで涙が溢れて止まらなくなりました。😭

マチネ終演後中谷さんへ一言で上手く伝えられなかった詳細です。(笑)

研究者先生の後藤さんと助手の彩音さんはお写真の通り、フレッシュで前向きな二人の関係を丁寧に描いて下さいました💕
あの自然体のお二人が向き合う姿がカッコ良くて!

ソワレは佐藤さんウタイさん、武藤さんZERO💻
佐藤さんのBOXを伝い歩く盲目の演技や星空を目が見えないのに見上げる表現が秀逸でした。一緒に見上げたり目をつぶりたくなる。存在感がある面白い役者さんだなぁっていつも思います。

特に感動していたのは宇宙好きなおまわりさんの泣くシーン✨
中谷さんも佐藤さんも後藤さんも「男泣き」声をあげてすすり泣くシーン。私には衝撃的で言葉に出来ない心に響くものがありました。息子を思い悲しく切ない素敵な涙にもらい泣きしました。😭

ZEROも泣きたいと思ったように。
泣きたくても泣けない時ってある。
不思議に涙がポロポロ流れてきてしまい心が解き放たれたとき。
人は涙を流しながら幸せのありがたさを感じるのかもしれない。

ソワレの中谷研究者先生と助手茜子さんは観劇する前から一番期待していたペア💕初演の心に残るイメージを大切に裏切らないで包んで下さったお二人に感激しました。

黄色い花初演の物語の最初ではZEROが階段下へ置いたひなげし。千秋楽では先生が一度手にとって見つめ戻したシーンでじーんとなって5年前に涙していた私。

再演でも、研究者先生がひなげしを手に取り見つめて置いた時、こみあげてきてしまい涙が溢れてとまりませんでした。

感激が日常で押し流されてしまう前にあれもこれも
綴りたい気持ちでいっぱいです。
でも残りは心の中に大切にしまっておきたいと思います。
 
最後に、、
 
大楽では出演者様全員が並んで下さったのが、すっごく嬉しかった💕
そしてトリプルカーテンコール🎉
演出家でもあり、いいだしっぺの中谷さんが「やべえ。泣きそう」って仰って。こちらの方が大泣きでした。本当にお疲れ様でした。


中谷さんが白いひなげしの花言葉は「忘却」と教えて下さったカーテンコールでの言葉キラキラ
後藤さんの「物語は終わりがあって初めて美しくなる」という言葉キラキラ
最後のテーブルには赤いひなげしを置いて、白いひなげしを一本手に去った中谷さん。黄色い花
描いて下さったそれぞれのメッセージドキドキ

忘れないで待っていますね!

【écrin1.5の朗読劇とお芝居との融合】

私が感じた「ひなげしの咲く頃」はレシピとコミュニケーション「愛おしい」という気持ち。
 
それは家族でも子供でも愛する人でもない、劇中登場人物を想う気持ち。愛しいではなくて愛おしい。親愛なる人たち。誰かが誰かを想う気持ちなのですね💕

作り手たちの様々な努力によって、まるで裏メニューでおもてなしをうけたみたい。そんな毎回違う美味しいお料理を味合わせていただきました。

どんなに良い脚本でも。
どう味付けするかによって花が咲くかどうかはわからない。

照明や音楽に舞台美術そして表現者によって、
シンプルな朗読劇になったりストレートプレイのお話になったり。
演出やプロデュースの仕方で大きな舞台でのエンターテイメントに生まれ変わったりもできる!!


「2018ひなげしの咲く頃」見れて幸せでした。

écrinの世界を忘れないでいたい。大切にしたい。
そんな気持ちで忘れてしまわないうちにBlogに綴りました。

また、ここで愛おしい作品と出会えますように!!

心から感謝のありがとうをこめてラブラブ

幸より


さあ!気持ち切り替えて新たな舞台へ

また ここで!!  SeeYou

 


9公演すべてがキャスト異なる組み合わせ
毎公演が初日で千秋楽だった「ひなげしの咲く頃」

全員が全部の公演が、誰にも負けてない✨
心の琴線がメロディを奏でる🎶



10月6日(土)
11:00 B月(佐藤・中谷・武藤・谷)
15:00 A花(後藤・佐藤・武藤・谷)
19:30 C月 (中谷・後藤・波崎・武藤)

今日の3公演で武藤さんのひたむきなケア女助手さんと菊さんの真っ直ぐな研究者先生、彩音さんのあどけない表情のZEROとさようならしました。

3公演あった日、色んな事や想いが見つかりいっぱい泣きました。

実は2日目ソワレのお見送り時に演出の中谷さんが
「波崎にはイイ!って思う瞬間の演技があるんです」
(お隣の彩音さんにはどのシーンかは意識してしまうから内緒で)と褒めていらっしゃったのです。
ですから「それはどこなんだろう?」とお二人のウタイZERO組もとても楽しみに新生館スタジオへ向かいました。

彩音さんZEROラブラブ
相変わらず純粋で子供みたいで。
口角がきゅんとあがるZEROとのお別れは淋しかった。
お相手の中谷さん表現の三段跳びが全開音譜
2人の息の間が面白くて絶妙かよ!と思いました。笑

きっと彩音さんが作るZEROがウタイさんを楽しくさせていたのかな?

武藤志織さんラブラブ

アンサンブルさんで中谷さんとは共演、
中谷演出家さんがオファーなさった理由が一瞬で理解できた可愛らしい方!お顔小さい😍

お写真が事務所の関係で撮影NGなのが残念でした。
彼女の登場でパァーと広がる明るさと美しいお声は、基礎がしっかり経験ある自然体なイメージキラキラ
お決まりのZEROアドリブのシーンはお顔とのギャップと繰り返しがめちゃ面白い。(笑)

脚本のお勉強なさっている大学生の努力家さん。

佐藤さん先生とも後藤さん先生ともZEROと真逆の女性を演じ分けていらっしゃいました。
武藤さんのひなげしを愛でる一瞬の表現黄色い花
とてもイメージにピッタリで好きだった💕
演出家に感想をお伝えしたら「僕は何も指示していないんですよ」と伺い驚きました。

カーテンコールご挨拶での後藤さんラブラブ
「物語は終わりがあって初めて美しくなる」と僕は思っている・・の言葉がとても心に響いています。
「そしてお別れは再会のための行事だ。いつかまた会えるはず、そう信じて終わろうと思う。」blog後藤菊之介名言より引用
全く千秋楽の記事に書きたいと思ってることと同じでした。
カーテンコールでボロボロに泣いてしまった回が何回もありました。

中谷さんに再演の嬉しい感想を拍手でお伝えしたら
「僕は共演者に依存しているから」と言葉での表現をなさる。
【誰かが誰かを想う気持ち】観客の心の中だけでなく作り手側にもあって。演じるものの個性やメッセージや想いが生まれ表現が化学反応しあうのかな?と頷いてしまいました。

彼が届けたかったものを観れるのが嬉しかったです✨

そんなフルコースでの「ひなげしの咲く頃」を楽しんだ3日目の想いを綴ってみました。

『ひなげしの咲く頃』No.4 ほんとうの千秋楽へ続く

徒然なるままに正直に綴ります✨

【ひなげしの咲く頃 公演2日目マチネ】

2018年10月5日15時




中谷智昭さんウタイさん初日です!

ZEROの武藤志織さん初日です!

先生は後藤菊之介さん助手は谷茜子さん。
この公演は初日と千秋楽と同じ位に印象的で、お友達と並んで座ったお席まで忘れられません。

お写真は受付での波崎彩音さん中谷さん、ウタイ役姿の後藤菊之介さんと中谷智昭さん✨


初演の「ひなげしの咲くころ」は私の中で「レシピ」が心に残りずっと引きずっていました。
レシピは食材リストと調理方法であり。処方箋でもあり設計図でもある。ラテン語で「届けること。」の意味。
機械ZEROが作ったオムレット、パンケーキ、シチュー。
それを悲しい時もお腹が空く人間が満たされながら食しお話が進んでいく。
レシピから色んな人たちを想像して、レシピに隠された思い出を心の中で描いていました。

ZEROの読み上げる棒読みのようなレシピ。

立ち止まる続きを「読んで。」と語り掛ける男の声。
ここの中谷さんのたった一言のトーンが、とても優しくて大好きでした💕
宇宙好きな目の見えないおまわりさんは、とてもお年を召していらっしゃいます。
星の話には強さと愛を感じます。だから孤独で淋しい姿が切なかったです。
ビミョーさんは面白すぎて。やられました。はい。
神様にお祈りする姿。目をつむり手を握りこむウタイさん。又お会い出来て嬉しかったです。

再演でレシピからウタイさんへと視点が変わりました✨


再演で生まれ変わったひなげしでの中谷さんウタイさんは、初演を更に超えてました。
魅力を増していらしたのが衝撃的❗️

素直に正直な私の感想でした。泣きました。
それはZERO役武藤さんの元気で可愛らしい表現も新鮮で面白くて💕

ZEROを包み込むウタイさんの歌がとても素晴らしくて🎶

いい感じにリンクして進化していました💕
何度も見ている自分のような者でも、毎回感激してしまう公演を作りこんでくる中谷さん。
やっぱりレシピはあっても。役者の味付けで変わりお客様の好みで美味しさも異なると思えました。

先生役の後藤さん。終演後のBlogを拝見して演技への想いを伺い更に感激しました。
ぶれない研究者を貫ぬく真面目な先生。それでいい!って思ったし。姿勢はすごく素敵でした。
そんな不器用な先生を慕いお仕事をこなす助手は茜子さん。
目の前のお席だったので表情や表現が線の細さでピッタリでした💕

2人はマリーのひなげしの花で繋がっていました🌼
茜子さんと後藤さんが白衣姿だったら、、なんて想像して嬉しくもなりました。

そして女はいざという時に強かった!

私が2人のやり取りを初演から好きだったのはそこに【コミュニケーション】が存在していたから。
コミュニケーションロボットを開発する先生と助手。
目的ははっきりしているけれど。そこには天国のマリーの存在がある。
気持ちの揺れ動く流れや、意志の強さ、すれ違う愛だけではない思いがある。
それが報告だけではない温かいメールのやり取りで、血が通い合い先生を勇気づけていたのだと思う。
単なる戦争撲滅だとか人々が亡くなるお涙頂戴の悲しいお話だけに終わらない。

育むことの大切さ。

そんなスパイスが必ずある金井博文さんの脚本だと思います。
人間同士のキャッチボールが「じゃ、またね」を生み出す気がします。

おっと!まだ千秋楽を綴っていませんでした。


今回は中谷智昭さんリスペクトで終わってごめんなさい。(笑)

でも私が残しておきたかったココロ💎

宝石箱へ綴りました。



『ひなげしの咲く頃』No.4  3日目それぞれの千秋楽の時へ続く