とにかく、義母の四十九日は大騒ぎだった。
何より、主人があそこで遺言書を出したことに、義姉兄も驚いただろうとは思うが、
妻である私も驚いた。
「何故このタイミング?」
主人にしてみれば、義母が亡くなってからずっと、
いつ出そうかと思案していたのであろう。
以前の記事に載せたように、主人は、あの食事会の時に突然、
義兄から挨拶をしろと振られ、
無理だと断ると義姉からは鬼のような形相で溜め息をつかれ、
恥をかかされた形になった上、
妻である私は突然に義姉を批判しだして、全面対決みたいなことを始めたのだ。
私にしてみれば、人前で話すのが苦手な主人に、
話しを振るから考えておいて、と前もって連絡することもなく、
主人が断ることは火を見るより明らかなのに、
突然にそのようなことを言い出して、わが家の子ども達も含む甥や姪の前で
主人に恥をかかせるような遣り方に憤りも感じ、
加えて今までのつもり積もった義姉への不快感は爆発した。
後々、義姉から貰った手紙に、この時のことを
《何故、姉兄や親族の前で一言、母を偲ぶ言葉が言えないのかと
ほとほと情けなかった》という表現で書かれてあったのだが、
これもいつもの義姉の思考回路だ。
もともと常識に則った親戚付き合いをしていないのに、
何故か常日頃から温かい親戚付き合いをしていたような反応を主人には求める。
私達との付き合い方も含めて何もかも、自分も常識的ではないのに、
それを棚に上げて、主人に常識を求める。
義姉はいつも自分の心の葛藤にいっぱいいっぱいで、
自分の言動の矛盾が見えていないのだろう。
話しを元に、主人が遺言書を出したタイミングに戻すと…
私達夫婦はいつも義姉から疎遠に扱われ、私達夫婦も義姉を敬遠していたので、
義姉に密着している義母や義兄弟とも疎遠であったのだが、
この四十九日の日には文字どおり四面楚歌の状態になった。
そこで主人は衝動的とも言えるタイミングで遺言書を出したのかも知れない。
しかし、やはり主人が遺言書を出したタイミングは非情に悪かったと思う。
私が思うには、少なくとも相続という話題が出てから出せばいいと思うし、
義姉が言ってくる相続に異論がなければ、出す必要もなかったかも知れないのだ。
しかし、これは私の想像だが、
主人は義母が自分の為に遺言書を作ろうと言ってくれたこと、
そして、義母の保険証や実印など全てを義姉が保管し、
何も義母の自由にならない状態で、身分証明するのも大変な中、
義母と一緒に遺言書を作成出来たことが、とても嬉しかったのかも知れない。
だから私の考えとは違って、主人には遺言書を義姉兄弟達に示さない、
という選択肢はなかったのかも知れない。
それにしても、このタイミングの悪さを考えても、
主人という人には策略というものは一切ない。
それに引き換え、義姉という人は《奥が深かった》。
この時にはまだ私は主人が遺言書を作る必要なんてあったのか?
と思っていた。
遺言書なんてなくとも、故人の財産には相続人全員の承諾がないと
手がつけられないものだと思い込んでおり、
平等にしか分けられないものだと考えていたからだ。
しかし、この後々、義姉の《奥深さ》を知るにつれ、
主人の精神衛生上、心から遺言書を作っていて良かったと思った。
さてここで、義母は義姉とも遺言書を作り、
次男である主人とも遺言書を作ったのだが、
遺言書について、義兄は寝耳に水だったようだ。
義姉娘に引き続き、義兄娘も持論を展開した。
こちらは義姉夫婦(義兄娘から見れば伯母夫婦)に、
自分がどれだけお世話になっているか……
例えば、自分の子どもの入園申込みに際して、
義姉夫が長蛇の列に並んでくれた……というようなことだ。
いや、今関係ないし❗
それも話しにまとまりがなく、とりとめもなくダラダラと話すので長い。
それに対して義兄も義姉も黙って聞いているだけなので、またまた私の出番だ。
「(義兄娘)ちゃんと(義姉)お姉さんの家族の関係が良好ってこと、今、関係ないよね」
と言ったら何とか義兄娘の長い話しは終わった。
口に出さなかったが、
「(義姉)お姉さんに、わが家の○○(娘)や
△△(息子)が親切にされたことはないから
相手によって態度が変わるということね」と思っている。
更に言わせてもらえば、義姉が親切にする条件は
自分に従順な親を持っていることと、
自分の根深い劣等感を刺激しない経歴であることだ。
義姉夫も義姉にとても従順なので、義姉の希望とあらば行列にも並ぶだろう。
義兄娘もこの時、32歳くらいだったと思うので大人として話しをしても良かったが、
義姉娘にしても義兄娘にしても口出しする割には、
義兄が、マンションを購入する時に義母にお金を援助してもらっていること、
義兄の息子(義兄娘にとっては実の兄)の借金を義母に返済してもらっていること、
そんな諸々を知っているのだろうか?と疑問に思うのだ。
更に言えば次男である私の主人に対して、
稼業を継ぎたければ、私の実家の持ち家を売却して自分達にお金を支払えと、
自分達の親が提案したことがあると知っているのか?
義兄に至っては、自分も初めての建て売り住宅を購入した時には
嫁の実家に1000万円出してもらったから、
「お前(私の主人)も○○さん(私)の実家に出してもらったらええねん」と、
恥じることもなく言い放てる人間性であることを知っているのだろうか?
いや、私は《そんな人間性》で全然かまわないと思う。
そんな弱い人間として堂々と生きていれば。
しかし《そんな人間性》なのに、義姉から立派だのあっぱれだのと持ち上げられて
訂正もせず平然としていられる義兄には、軽蔑の気持ちが湧いてくる。
私の見る限り、義姉娘も義兄娘も、自分の親とお互いの叔父伯母のことを
人間的に《立派》とさえ、思っているように見えるのだ。
義姉は何がなんでも、自分と長男(義兄)は常識のある《良き大人》であり、
その大人な二人が未熟な次男に手を焼いているという構図にしたい。
二人の娘はその義姉が執着している構図を、
そのまま鵜呑みにしているように見える。
30歳にも40歳にもなる大人の女性が、親族の揉め事に口出し、
自分の親にも落ち度があると思うのならば、きちんとそこを伝えるだろう。
どうも、自分の親は聖人君子や天使だと思い込んでいる子どもと話しているような
居心地の悪さを拭いきれなかった。
かやの外だと思っていた義姉娘と義兄娘が持論を展開したことで、
義姉兄との話し合いが中断したが、ここから本当に思いがけないことが起こった。
主人が遺言書という爆弾を落としたのだとしたら、爆弾はもう一つあった。
義姉も義母の遺言書を持っていたのだ。
義姉の持っている遺言書は、義母が施設に入所する前に作られた物だった。
義母が施設に入所することが決まり、
私達夫婦も呼ばれて義姉兄弟全員の話し合いが持たれた時、
私は奇妙な違和感を感じたと、何度かこのブログでも書いた。
それは、義母を施設にいれるかどうかの話し合いも含め、
他のどんな話し合いでさえ、私達夫婦には声をかけなかった義姉が、
出来るだけ義母と私達夫婦を引き離しておこうとしていた義姉が、
この施設に入所したタイミングの話し合いには私達夫婦に声をかけてきた。
このことに「何故、今回は声をかけるのか?」という謎に
奇妙な違和感を感じたのだ。
その違和感の謎がこの時、ハッキリと分かった。
あの時、義姉は遺言書を作成し終わったのだ。
義姉は次男(私の主人)の作った遺言書を
「母が認知症になってから作成した効力のない第二の遺言書」と呼び、
主人はあくまでも自分の持っている遺言書を主張すると言い、平行線をたどった。
この日は義弟が先に帰宅して不在だったので、
義弟も含めて改めて再開されることになった。
こちらは義姉夫婦(義兄娘から見れば伯母夫婦)に、
自分がどれだけお世話になっているか……
例えば、自分の子どもの入園申込みに際して、
義姉夫が長蛇の列に並んでくれた……というようなことだ。
いや、今関係ないし❗
それも話しにまとまりがなく、とりとめもなくダラダラと話すので長い。
それに対して義兄も義姉も黙って聞いているだけなので、またまた私の出番だ。
「(義兄娘)ちゃんと(義姉)お姉さんの家族の関係が良好ってこと、今、関係ないよね」
と言ったら何とか義兄娘の長い話しは終わった。
口に出さなかったが、
「(義姉)お姉さんに、わが家の○○(娘)や
△△(息子)が親切にされたことはないから
相手によって態度が変わるということね」と思っている。
更に言わせてもらえば、義姉が親切にする条件は
自分に従順な親を持っていることと、
自分の根深い劣等感を刺激しない経歴であることだ。
義姉夫も義姉にとても従順なので、義姉の希望とあらば行列にも並ぶだろう。
義兄娘もこの時、32歳くらいだったと思うので大人として話しをしても良かったが、
義姉娘にしても義兄娘にしても口出しする割には、
義兄が、マンションを購入する時に義母にお金を援助してもらっていること、
義兄の息子(義兄娘にとっては実の兄)の借金を義母に返済してもらっていること、
そんな諸々を知っているのだろうか?と疑問に思うのだ。
更に言えば次男である私の主人に対して、
稼業を継ぎたければ、私の実家の持ち家を売却して自分達にお金を支払えと、
自分達の親が提案したことがあると知っているのか?
義兄に至っては、自分も初めての建て売り住宅を購入した時には
嫁の実家に1000万円出してもらったから、
「お前(私の主人)も○○さん(私)の実家に出してもらったらええねん」と、
恥じることもなく言い放てる人間性であることを知っているのだろうか?
いや、私は《そんな人間性》で全然かまわないと思う。
そんな弱い人間として堂々と生きていれば。
しかし《そんな人間性》なのに、義姉から立派だのあっぱれだのと持ち上げられて
訂正もせず平然としていられる義兄には、軽蔑の気持ちが湧いてくる。
私の見る限り、義姉娘も義兄娘も、自分の親とお互いの叔父伯母のことを
人間的に《立派》とさえ、思っているように見えるのだ。
義姉は何がなんでも、自分と長男(義兄)は常識のある《良き大人》であり、
その大人な二人が未熟な次男に手を焼いているという構図にしたい。
二人の娘はその義姉が執着している構図を、
そのまま鵜呑みにしているように見える。
30歳にも40歳にもなる大人の女性が、親族の揉め事に口出し、
自分の親にも落ち度があると思うのならば、きちんとそこを伝えるだろう。
どうも、自分の親は聖人君子や天使だと思い込んでいる子どもと話しているような
居心地の悪さを拭いきれなかった。
かやの外だと思っていた義姉娘と義兄娘が持論を展開したことで、
義姉兄との話し合いが中断したが、ここから本当に思いがけないことが起こった。
主人が遺言書という爆弾を落としたのだとしたら、爆弾はもう一つあった。
義姉も義母の遺言書を持っていたのだ。
義姉の持っている遺言書は、義母が施設に入所する前に作られた物だった。
義母が施設に入所することが決まり、
私達夫婦も呼ばれて義姉兄弟全員の話し合いが持たれた時、
私は奇妙な違和感を感じたと、何度かこのブログでも書いた。
それは、義母を施設にいれるかどうかの話し合いも含め、
他のどんな話し合いでさえ、私達夫婦には声をかけなかった義姉が、
出来るだけ義母と私達夫婦を引き離しておこうとしていた義姉が、
この施設に入所したタイミングの話し合いには私達夫婦に声をかけてきた。
このことに「何故、今回は声をかけるのか?」という謎に
奇妙な違和感を感じたのだ。
その違和感の謎がこの時、ハッキリと分かった。
あの時、義姉は遺言書を作成し終わったのだ。
義姉は次男(私の主人)の作った遺言書を
「母が認知症になってから作成した効力のない第二の遺言書」と呼び、
主人はあくまでも自分の持っている遺言書を主張すると言い、平行線をたどった。
この日は義弟が先に帰宅して不在だったので、
義弟も含めて改めて再開されることになった。
義姉と義兄の娘二人が妙に興奮して「お母さんのどこが悪いんですか?」
「おばちゃまのどこなんですか?ハッキリ言ってください」
みたいな感じで、隣の部屋から文字どおり飛び出してきたので、
どうやらそれまでのやり取りを隣室で聞いていたようだ。
義兄宅に席を移す前の食事の席での話し合いから、
私は義姉を真っ向から批判していたので、
この二人は腹に据えかねたというところだろう。
義姉娘は「お母さんはそんな人に意地悪なんか出来るような人じゃないんです!
それは私が一番良く知ってるんです!
○○さん(私)が意地悪されたと思うなら、それは○○さんの誤解です。
お母さんの側でいつもお母さんを見ていて、
それは私が一番よく分かっているんです。」という持論を繰り返した。
そして「お母さんが嫌な思いをさせたのなら私が謝ります!」と、
畳に額を付けそうなくらいに頭を下げて謝った(?)。
いやいや、私の誤解なんでしょーが!
この時、私には親同士の不仲に子どもを巻き込んでしまったという負い目……
私としては、義姉にハッキリ物申したことには何の後悔もなく、
むしろ親戚であり、今後も付き合っていくのであれば、
今までの冷戦のような状況は不自然であり、
ハッキリした方が良いと思っていたが、
義姉の娘に「貴女の親はこんなに酷い!」
と、
抗議するつもりなんて微塵もなかった訳なので、
この義姉の娘がことのやり取りを聞いていて抗議してきたことには
少なからず大人として恥ずかしく、少なからず狼狽えてしまった訳だ。
それで、畳に額をつけそうに頭を下げて謝って(?)いる義姉娘に、
私も負けじと頭を下げて「こちらこそごめんなさい!」と言ったのだ。
あぁ、なんて意味のないことをしたのだろう(T-T)
これは本当に無駄なことだった。
何故なら、私は心から義姉娘に「ごめんなさい」と思っている訳ではないし、
義姉娘の言っていることにも全く心を動かされなかったのだから。
私の咄嗟の行動は本当に愚かなことだった。
親同士の不仲に子どもを巻き込んでしまったとはいうものの、
義姉娘は離婚して実家に戻り娘然としていたので錯覚を起こしていたが、
よくよく考えれば、この時の義姉娘は38歳くらいで、
結婚も離婚も経験し、分別盛りと言っていいくらいだったのだ。
それにしては言ってることは幼稚だった。
私の母は天使のように優しく、絶対に人に意地悪なんて出来ないんです……
と叫ばれたら、母を庇う子どもに見えても致し方ない。
この話しを帰宅してから私の娘に話したところ、
「あんな人達と一人で戦って、ママ可愛そうやったね」と、
そして義姉娘の言うことに対しては「せめて
『実の娘の私が言っても説得力に欠けますが…』くらい言えないんかな」
と笑っていた。
私の実の娘あっぱれ❗
ちなみにこの時、私の娘は23歳くらいだった。
「おばちゃまのどこなんですか?ハッキリ言ってください」
みたいな感じで、隣の部屋から文字どおり飛び出してきたので、
どうやらそれまでのやり取りを隣室で聞いていたようだ。
義兄宅に席を移す前の食事の席での話し合いから、
私は義姉を真っ向から批判していたので、
この二人は腹に据えかねたというところだろう。
義姉娘は「お母さんはそんな人に意地悪なんか出来るような人じゃないんです!
それは私が一番良く知ってるんです!
○○さん(私)が意地悪されたと思うなら、それは○○さんの誤解です。
お母さんの側でいつもお母さんを見ていて、
それは私が一番よく分かっているんです。」という持論を繰り返した。
そして「お母さんが嫌な思いをさせたのなら私が謝ります!」と、
畳に額を付けそうなくらいに頭を下げて謝った(?)。
いやいや、私の誤解なんでしょーが!
この時、私には親同士の不仲に子どもを巻き込んでしまったという負い目……
私としては、義姉にハッキリ物申したことには何の後悔もなく、
むしろ親戚であり、今後も付き合っていくのであれば、
今までの冷戦のような状況は不自然であり、
ハッキリした方が良いと思っていたが、
義姉の娘に「貴女の親はこんなに酷い!」
と、
抗議するつもりなんて微塵もなかった訳なので、
この義姉の娘がことのやり取りを聞いていて抗議してきたことには
少なからず大人として恥ずかしく、少なからず狼狽えてしまった訳だ。
それで、畳に額をつけそうに頭を下げて謝って(?)いる義姉娘に、
私も負けじと頭を下げて「こちらこそごめんなさい!」と言ったのだ。
あぁ、なんて意味のないことをしたのだろう(T-T)
これは本当に無駄なことだった。
何故なら、私は心から義姉娘に「ごめんなさい」と思っている訳ではないし、
義姉娘の言っていることにも全く心を動かされなかったのだから。
私の咄嗟の行動は本当に愚かなことだった。
親同士の不仲に子どもを巻き込んでしまったとはいうものの、
義姉娘は離婚して実家に戻り娘然としていたので錯覚を起こしていたが、
よくよく考えれば、この時の義姉娘は38歳くらいで、
結婚も離婚も経験し、分別盛りと言っていいくらいだったのだ。
それにしては言ってることは幼稚だった。
私の母は天使のように優しく、絶対に人に意地悪なんて出来ないんです……
と叫ばれたら、母を庇う子どもに見えても致し方ない。
この話しを帰宅してから私の娘に話したところ、
「あんな人達と一人で戦って、ママ可愛そうやったね」と、
そして義姉娘の言うことに対しては「せめて
『実の娘の私が言っても説得力に欠けますが…』くらい言えないんかな」
と笑っていた。
私の実の娘あっぱれ❗
ちなみにこの時、私の娘は23歳くらいだった。