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義家族と絶縁するまで

遺産相続で主人の姉兄弟達と絶縁。。
結婚から30年足らず。
その経緯を綴り、自分の記録としたい。

四十九日の日の大混乱の時、義弟は先に退席していたので、

改めて義弟を交えて話し合おう〜ということで解散し、

次の話し合いまでの数日間に、私としては本当に気の重くなる出来事があった。

その出来事とは…

主人が、皆の話し合いを待たずに、弁護士さんから勧められて

店舗の名義を義母から自分に変更してしまったのだ。

義姉兄弟との話し合いの前に、勝手に遺産を相続してしまった。

主人には手元に《有効な遺言書》があったのでそれが出来たのだが、

私はそれを聞いて、大変なことをしてしまったと思ったものだ。

これから義弟も交えて話し合いを控えている時に、

主人が、あまりにも身勝手な行動をしてしまったと気が滅入った。

「どうしてそんなことを!」と主人に聞いたところ、

「いや〜弁護士が変えといた方がいいって言うから…」と言い、

やや、大変なことをしてしまったかな〜と狼狽えている風には見えた。

一つ前の記事にも書いたように、主人は自分が継いで商売を営んでいた店舗には

良くも悪くも愛着を持ち執着していた。

遺言書は自分の持っている物だけではなく、

もう一つ存在し義姉が持っていたと、弁護士の先生に相談したところ、

「さっさと名義書き換えときはったら宜しいやん」と言われたのだ。

そういう感じの弁護士さんだった。

主人が義母と遺言書を作成している過程で、

私もこの弁護士さんとは面識があったが、僅かな金額の遺産相続に、

つまらなそうにさえ見えることもあった。

義母が認知症ならば、こんな遺言書作成も無駄になるのでは……と、

主人が不安を漏らした時にも「お母さん、しっかりしてはりますやん。

もしお母さんが認知症やったら、○○さん(主人)のお姉さん(義姉)のしてることが

犯罪ですよ」と、しっかりしろ!と言わんばかりの剣幕だった。

依頼者に寄り添うというよりは、依頼者の利益になるよう淡々と仕事するだけ、

という感じだった。

主人のケースで言えば、義母が認知症なのであれば、

認知症になった人の財産を、義姉という只一人の人間が自由にすること事態が

犯罪になるのだからしっかりしろと終始一貫していたので、

だから、この時も主人が店舗について不安を感じていることを察知して、

不安がってないで名義を書き換えればいいとアドバイスしたのだろう。

それで主人は名義を書き換えてしまった。

私が何てことを…と落ち込んだので、主人も「早まったかな」とは思ったようだが、

「(義姉兄弟達に)何て説明するの!?」という私の問いには

「そのまま言うしかないやん」と言っていた。

この事は後々、主人の精神衛生上「あの時、書き換えといて良かった!」と

私も心から思うようになるのだが、

この時はそんな心境になるとは夢にも思えず、本当に気の重い暗い数日を過ごした。

私が相談できるのは、成人して数年経っていた娘だけだったので、

「気が重いわ〜」と相談に乗ってもらっていた。

娘は「ママ可愛そうに。ホンマにパパは何してんだか…」と慰めてくれてはいたが、

「ママが向こうの親戚の前で辛い思いするだろうから可愛そうだけど、

果たしてパパのしたこと、そんな悪いことだろうか」とも言っていた。

確かに主人のしたことが道徳的にどうとかいうより、

義姉兄弟達がどう思い何と言うか、

また義姉の主人に対する罵倒を聞かなければならないのか、

そんなことで気が重かったのだと思う。

ここに来て、まだあの義姉兄弟達から、

多少でも良く思われたいと思っていたのだとしたら、私の病みも相当深いと思うが、

あの時の心境を今は実感として思い出せない。

只とても気が重く、話し合いの日を迎えたことを思い出す。
遺言書について時系列順に並べると…

①義母自身が○○信託の担当者に依頼し、義姉からストップをかけられた遺言書

②義姉がサポートして作った遺言書

③主人がサポートして作った遺言書

となる。

①の遺言書の経緯について、私達夫婦は義母自身から教えられた。

その話しの中で義母は、義姉に止められて店舗を次男である主人に遺せなくなったと

大騒ぎして、主人と遺言書を作ることになった訳だ。

①の遺言書について私達夫婦が義母から教えられたのは、

義母が施設に入所した時で、義姉が義母のことを

「痴呆!痴呆!」と顔を合わす度に連呼していた頃だったので、

義母の言っている事が本当なのかどうか、

主人が○○信託の担当者にご足労願って確認したところ、

「お母様の言うおとりで、△△さん(義姉)からストップかけられました」

と言われた。

そして四十九日の日に、

主人が自分の持っている③の遺言書を義姉兄弟達に公開する際、

この①の遺言書の経緯を知ったことから説明したところ、

義姉も確かにこの事実があったことを認め、この○○信託で作成する遺言書には

100万円だか150万円だかの余分のお金がかかることがわかったので止めたのだ、

と説明していたので、この①の遺言書は正真正銘、義母が義母の意思で

作成しようとしていた遺言書に間違いない。

そして、それをストップさせたのが義姉だということも間違いない。

①の遺言書は幻の遺言書となった訳だが、

①と②の遺言書の共通点は《店舗は次男である主人へ》ということだ。

義母亡き後、②と③の二つの遺言書が遺された訳だか、

ここで、②の遺言書についてふしぎなことがある。

義兄はこの遺言書の存在についても全く知らなかった。

いつも義兄のことを「あっぱれな長男」「長男としての自覚が人一倍ある人」と

絶賛しているのに、何故、義母の生前にこの遺言書を作る時、

義兄に相談しなかったのだろう?

遺言書について「長男の俺が知らんって可笑しないか」と義兄が怒った時に

義姉は「○子ちゃん(義兄嫁)に話していたから聞いてはるかと思っていたわ」

と言っていたが、それに対しては義兄夫婦は黙っていた。

義母が義母の意思で作ったこの遺言書が、

義姉から見ても本当に公平で、良く出来た遺言書だと思うのならぼ、

(実際に義姉はそう言っていた)

何故、実の弟たち3人全員にきっちり伝えなかったのだろうか?

義兄嫁には話して、それが義兄(長男)には伝わっているだろうと思っていた……

というような中途半端なことをしたのだろうか?

はっきりと自信を持って言えることがある。

もし、この②の遺言書の存在を知っていたなら、

主人が③の遺言書を作ることは100%絶対になかった。

主人が悪く言えば執着し、良く言えば愛着を持っていたのは、店舗だけだからだ。

義姉は①も②も店舗は主人へ、となっているのだから、

自分には他意はなかったと言い張るのだが、

①の遺言書では、

義母の住まいであったマンションはどのように分けることになっていたのか、

現金は幾らあったのか、義姉と義兄嫁以外には誰にも分からない。

義姉はこちらが「ノイローゼでは?」と心配になるほど、

必死で自分は何一つ不正をしていないアピールをしていたが、

それならば、最初から全てオープンにしていれば、そんな心労も無用だったと思う。

何故オープンにせず、そんな中途半端なことをしたのか……

そこは、自分が得をする為に操作したとしか考えられない。

義兄夫婦は、義姉に付いていけば得だと分かっている確信犯だったわけだ。

或いは、そう思われても仕方ないだろう。

義姉は終始一貫して、現金について明らかにせず、

義兄夫婦は黙りとおしたのだから。

そして、何より不思議なのは…

義母が、時系列で一番古い①のことを完璧に記憶していたのに、

何故、新しい②については全く記憶していなかったのだろう?

義姉の言うおとりならば、①と②は一連の作業であったはずなのに。

②の存在(店舗が自分に遺されること)を主人が知っていたならば、

主人が義母と遺言書を作ることは100%なかったと先ほど述べたが、

義母も②の遺言書を自分で納得して作ったのならば、

「店舗を貴方に遺されへん」と、あんなに騒ぎ、

遺言書を作ろうなどと言い出すはずがなかったのだ。

義兄は、主人が遺言書を出した時、「何、コレ!」という反応であったが、

義姉が遺言書を出した時にも「何やねん、コレ!」という反応だった。

また「長男の俺が知らんって可笑しないか!」とも憤っていた。

義兄嫁はそれを受けて、義兄に「そういうことやん」と言っていた。

《そういうこと》とは《義母は義兄を軽んじていた》ということだろう。

とにかく、義兄は憤懣やる方ない様子だった。

義姉曰く《自分の持っている遺言書》は、

義母がしっかりしている時に義母の意思で作った有効な遺言書であると言い、

「有効な第一の遺言書」と呼んだ。

そして、《主人(次男)の持っている遺言書》を、

義母が認知症になってから作った効力の無い遺言書であると言い、

「無効な第二の遺言書」と呼んだ。

《義母の主な遺産》
・義母が住んでいたマンション
・次男である主人が稼業を継いだ店舗
・数千万の現金
・美術品や宝石

最後の美術品や宝石に関しては、次男である主人はまったく関知しておらず、

義姉が自分の好きなように、主人以外の義兄弟に分けた。

そして、それについて主人には何の説明もない。

それに関して次男である主人は何ら抗議はしていない。

義姉持っていた遺言書の内容は…

・マンション➡長女・長男・三男で分配

・店舗➡次男

・現金➡長女・長男・次男・三男で分配

主人の持っていた遺言書の内容は…

・マンション➡長女・長男・次男・三男で分配

・店舗➡次男

現金➡長女・長男・次男・三男で分配

違うところは赤字のところで、まず、現金の金額が違う。

これに関しては、また改めて記すことにする。

もう一つの違うところはマンションの分配方法で、

義姉の持っている遺言書ではマンションを長女・長男・三男の3人で分ける、

主人の持っている遺言書では次男である主人を含めた4人で分けるとなっている。

義姉の持っていた遺言書を作った時の事情は知らないが、        

主人の持っている遺言書を作る時に義母が言ったのは、

義姉は義母のお金を全て管理していて、ある程度自由に使っているだろうし、

(義姉は義母から現金全てを預かった時点で、

兄弟(少なくとも次男である主人には)全く金額を提示していないので、

自由に使っているだろうと推察されても致し方ない)

義兄には、マンション購入時や孫(義兄の息子)の借金返済時にお金を無心され、

都合してあげているから、マンションも4人で分けてほしいということだった。

ここで三男のことが義母から語られなかったことが、私としては不自然に思う。

私は、義母から義弟(三男)について批判めいたことを聞いたことがなく、

義母は義弟のことをとても愛していたと思う。

なのに、義母は義姉や義兄への不満と、今まで疎遠だった主人への後悔など、

自分の葛藤にいっぱいいっぱいで、

義弟のことが欠落しているところが、普段の義母とは少し違うなと感じた。

義母と主人が遺言書を作った頃、義姉は義母のことを

「痴呆、痴呆」と殊更に言っていたが、

私達の知らない過去の出来事を打ち明ける 義母の話しはとても辻褄が合っていた。

話しの辻褄は合っているが、義母がこれまでのしっかり者のイメージとは

変わってきていたのも事実だ。

これまでなら嫁である私には聞かせたくなく黙っていた出来事を

口が軽くなって話してしまうところも今までとは違うところだ。

義姉の言う《痴呆》というより年取ったなという感じだった。

そして義姉の持っている遺言書を、

義姉は義母が義母の意思で作った有効な遺言書と言うけれども、

私達から見て不思議なところが幾つかあった。