義家族と絶縁するまで -11ページ目

義家族と絶縁するまで

遺産相続で主人の姉兄弟達と絶縁。。
結婚から30年足らず。
その経緯を綴り、自分の記録としたい。

義姉が超興奮して義兄のことを褒め称え、主人へ絶賛あてつけ中の間、

義兄夫婦はまんざらでもない様子だった。

怒り、泥酔し、号泣し、そこには夫婦喧嘩も組み込まれていたそうだが、

あたかも全て主人のせいのように義姉が捲し立てる間、

義兄はそれを制止することもなく、聞いていた。

そして、義姉の気がすんだ頃合いに、

義兄が相続…遺言書など、今日の本題に入ろうとした。

その時、主人が「それやねんけど、店の名義書き換えてもてん」と言った。

義姉がすかさず「とういうこと❗勝手に書き換えたってこと❗」と噛みついた。

「いや〜弁護士が書き換えた方がエエって言うから…」と、主人。

義姉が何か言いかけたが、すかさず義兄が

「まぁ、ええやん、もうそこは大目にみたらへんか」というようなことを言った。

義姉も「そうしましょうか」という感じで引き下がり、義弟は無言。

私は「すみませんでした」と言った。

当の主人は恐縮している雰囲気は出していたが、

そんなに大変なことをしたとは思っていないので、

「ごめん、ごめん」というような、軽い感じで、

思いの外、簡単に事の次第を伝えた。

一方、私はホントに大変なことをしてしまったと思っていたので、

重大な局面を通り過ぎたと心底ホッとした。

そして寛大なところを見せてくれた義兄に心底感謝した。

義姉は主人に向かって「それでね!貴方の持ってる遺言書ね!

貴方はそれを主張するのよね!母が痴呆になってから作ったのだから無効よ❗」

と噛みついた。

(今なら思う。お義姉さん、お義母さんが認知症になってから、

お義母さんのお金を一人自由に使っていた貴女は犯罪者ですよ)

実は主人はとにかく自分の遺言書を主張すると言い続けていたのだが、

店舗の名義を勝手に書き換えてしまった時に、

「これは大変なことをしてしまった」と私は落ち込み、

「もう、遺産の分割は向こうの遺言書どおり(マンションは主人以外の3人で分ける)

でいいよね?」と主人に話していた。

主人は、はっきりと首を縦には振っていなかったが、

主人も少なからず「まずいかな」と思っていたので、

「絶対に自分の持っている遺言書(マンションも自分を含めた4人で分ける)

どおりに主張する」という当初の強気は、

私の前では主人から影を潜めていたところだった。

それですかさず私は主人に「お義姉さんの遺言書どおりでいいよね」と言った。

義姉はまだ

「貴方の遺言書って、マンションも貴方を含めた4人で分けるってことよね❗」

と、噛みついていた。

「そんなん誰も納得しないもんね」と、私が主人に言ったのを受けて、

義姉は「アハハ、ハハハ」と据わった目付きで口元だけで大笑いした。

(私は、こういう人間の反応を初めて見た)

そして主人はウンウンと頷いて「そっちの遺言書どおりでいいから」と言った。

私は本当に、心底ホッとした。

私はこの時、本当に心から義兄に感謝した。

そして、義姉への不信感や嫌悪感は全く消えていなかったし、

義兄夫婦に対してもあった不信感……

例えば、私は、義母が施設に入る20年も前、

義父が亡くなり義母が一人暮らしになった時から、

義兄嫁には「私に出来ることがあれば言ってください」と言い続けた。

私達夫婦は義姉を避けていたので、義姉には何も言わなかったが、

とにかく私は義兄嫁には義母のお世話をする意思のあることを伝え続けた。

しかし、義姉が事あるごとに私達夫婦を「介護もしなかったくせに」と、

責めることが度々あったが、義兄夫婦は絶対に私達夫婦を庇うことはなかった。

義兄はひょっとしたら、私が義兄嫁に「私に出来ることがあれば…」と

伝えていることを聞いていなかったのかも知れないが、

とにかく義兄嫁は私から直接そのような申し出を聞いているにも関わらず、

一切、私を庇ってくれる発言をしてくれることはなかった。

おそらく、義姉から口止めされているか、義姉への遠慮だろうと理解していたが、

私の中に義兄夫婦に対する不信感はあった…

…そんな不信感を、

この日の義兄の寛大な振る舞いに、私は心から感謝し、

全て水に流そうと心に決めた。

私は、主人が勝手に名義を変えたことを本当に罪深いことだと思い、

義兄の振る舞いが本当に慈悲深いことだと、この時思っていたのだ。

それで「今まで、お義母さんの介護に参加しないで本当に申し訳ありませんでした」

と、頭を下げた。

畳に座っての話し会いだったので、ほぼ土下座だった。

これは、私が、義兄嫁のことだけではなく、

絶対に許せないとおもっていた義姉のことも水に流そうと決心した瞬間だった。
さて、義姉が事前に義弟に電話したことをクドクド言い訳しているのを

義兄が「まぁ、ええやん」と止めて話し合いが始まった。

まず義兄が二通の遺言書があることなどを説明しかけたようにも

記憶しているのだが、

とにかく、義姉が興奮して叫ぶように言ったことが印象的だった。

それは、二通の遺言書の存在を知らなかった義兄について。

つまり、義姉が持っている遺言書の存在を、

義姉夫婦と何故か義兄嫁が知っていた。

(義弟が知っているのか知らないのか、義弟のことは話題に出ない)

そして主人が持っている遺言書を私達夫婦が知っていた。

そして、義兄は二通とも知らなかった。

そんな義兄について…

義姉「この間の四十九日の日、皆が帰ってからね、○○さん(義兄)はね、

仏壇も何もかも△△(次男である私の主人)に持って帰らせろ」って言ってね、

お酒を浴びるように飲んでね、号泣しはったって!

遺言書のことを何も知らなかったのにね、あれからね、○○さん(義兄)はね、

一っ言も、お金のこととかね、何もね、聞かなかったわ。

それはもうね、あっぱれな長男でしたっ!!」

全員「・・・・・」

義姉、ものすごく興奮していた。

誰に怒っているかと言うと、それは、もう一つの遺言書を作った主人にだ。

義兄が怒り泥酔して号泣したのは、全て主人のせいであると、

或いは私達夫婦のせいであるとヒステリックになっているのだ。

しかし、冷静になってほしい。

そもそも、自分が持っている遺言書については、

[義兄嫁から義兄に伝わっている]と思っていたんだけど〜と、

はっきり口に出していた訳で、

義兄が怒って泥酔して号泣したのは、義姉が、自分の持っている遺言書の存在を、

きっちり義兄に伝えておらず「嫁から伝わっていると思っていた」

などという中途半端なことをしたのも一因なのでは?

もし義兄が、義姉夫婦や自分の妻と同じように、

義姉の持っている遺言書の存在を知っていたなら、

義姉夫婦や自分の嫁と同じように、[次男まで遺言書を持っていた]という事実だけに

ただ単に驚いただけで済んだのではないか?

元々疎遠だった次男が遺言書を作成していたとて、

その驚いたり呆れたり怒ったりという感情は、

義姉らと同じようなものだったのではないか?

[次男が不埒にも遺言書を作成していた]という事実だけに

お酒を浴びる程呑んで号泣したのではなく、

義兄にとっては、次男も遺言書を持っていて驚いたが、

義姉も別のそれを持っていて、

長男たる自分が全く何も知らなかったことが堪えたのだろう。

実際、義兄は主人が遺言書を出した時にも驚いていたが、

更に義姉も遺言書を持ち出した時には

「何やねんこれ、長男の俺が何にも知らんっておかしないか!」

と感情を顕にしていたではないか。

義姉兄弟夫婦が揃った(義弟嫁を除く)話し合いの席で義姉は息巻いた訳だが、

これって《義姉と義兄》或いは《義姉夫婦と義兄夫婦》

との間で完結する話しなのではないのか?

例えば……義姉が義兄に、

「○○(義兄)さん、辛い思いさせたね。私の持っている遺言書については

○子ちゃん(義兄嫁)から耳に入っていると思ってたのよ。

私は貴方達夫婦を心から信頼しているからね、

貴方に伝えない選択肢なんてなかったのよ。

それに△△(次男)のしたことは、貴方だけでなくて私達も驚いたの。

もう無茶な飲み方して家族に心配かけないでね。

中途半端なことして嫌な思いさせて本当に悪かったわ。

次の話し合いで△△(次男)の言い分を聞きましょうね」

……のような感じで伝えて、義姉と義兄の間で解決出来ることではないか。

自分達で解決できることをわざわざ皆の前でヒステリックに叫ぶというのは、

全ての責任を主人に転化しているし、主人へのあてつけだ。

このあてつけは、義姉の言動のベースと為すものだ。

正しく批判出来ない…何故なら自分を優しく見せなければならないから。

でも見過ごすことはできない…何故なら優位に立たなくてはならないから。

強引に筋をとおさなくてはならないから、ヒステリックに叫ぶのだろう。

だいたい義姉は、自分の言動を正当化しなければならない時、興奮する。

筋が通らないと言えば、自分の持っている遺言書のことを

何故、主人や義弟という実の弟達に伝えないで、義兄嫁には伝えたのか?

そのような疑問を口にする機会を与えないようヒステリックに叫ぶ。

だいたい矛盾した言動をとる人はこういう整合性のない行いをするものだ。

陰日向なく、言動が一貫している人は誰から誤解されようと意に介さない。

言い訳がなく理性的で筋が通っている。

しかし、本当の自分の姿より、立派で正しい自分に見せたい人は、

感情的で整合性がない。

また、言動が一貫している人の人生は平坦で楽になり、

本来の自分より立派な自分に見せなくては済まない人の人生はいつも闘いだ。

いうことで、

義姉が義弟に電話をした言い訳を聞いた次には、

義姉が義兄をヒステリックに褒めちぎるというノイローゼ気味の演説を聞いてから、

私の心に重くのし掛かっている、

主人が皆との話し合いの前に店舗の名義を書き換えてしまったという一件を

話す時がきた。
主人が店舗の名義を書き換えてしまったことで、

私は重い重い鉛を心に抱えたような気持ちのまま話し合いの日を迎えた。

大袈裟だが、今から思えば罪を犯してしまったような気持ちだったと思う。

私としては真っ黒な気持ちを抱えたまま、

義兄宅で、義姉夫婦と義兄夫婦と義弟と私達夫婦が集まって

話し合いがおこなわれた。

何故か義弟嫁は来ていなかった。

何か理由を言っていたが、大病で当分外に出れないというのではなかった。

何故こんなに大切な話し合いを義弟嫁のいない時にするのだろうか?

皆が揃う時を待って、皆が正しく状況を共有できる時に話し合いをしないのだろう?

義弟嫁に聞かせたくないことがあるのか、

何かしら義弟嫁がいない方が都合がよいのかも知れない。

それは、四十九日の義姉との直接対決の時に私が義姉に言い放った

「お義姉さんが私に対して普通の対応でなかった(意地悪だった)ことは

○○お義姉さん(義兄嫁)と△△さん(義弟嫁)は分かっているはずです」の発言、

これを義兄嫁から「貴女の誤解」と言われたことがない。

果たしてこの私の発言が発言どおりに義弟嫁に届いているのかどうか分からないが、

そんなことも義弟嫁がいないことに関係あるのかも知れない。

これはあくまでも想像で、私の考え方や言動に影響を及ぼすものではない。

さて、話し合いが始まった。

まず義姉が「この間の話し合いの時にね、○○さん(義弟)がいなかったからね…、

話し合いがスムーズになるようにね…、電話でね…、

○○さん(義弟)に一応状況を伝えておかないといけないと思ってね……、」と、

くどくど言い始めた。

それがいつまで続くのか…とうんざりする程ダラダラ長く、

さすがにこれは途中で義兄が「まぁ、ええやん」みたいな感じで制止した。

やはり義姉と私の直接対決の時の私の発言……

「こういう話し合いの時にはいつも、

お義姉さん達が予め打ち合わせているところにポンと放り込まれたような

居心地の悪さを感じていました」と言ったら、

義姉は「打ち合わせたことなんてありまっせん!」と、

全否定するやり取りがあった。

(だけど、そんなこと、肌で感じるんですよ…)

そんなんで、私の訴えどおりに義弟に予め電話をしていたことを

くどくど言い訳しなくてはならなかったのだろう。

人間は一つ嘘をつくと、また嘘を重ねなくてはならない。

人間は自分のしていることを正当化しようとすると、

いちいち言い訳しなくてはならない。

ある人間が正当かどうかは本人以外の人間が判断することだ。

また、正当だから愛されるのか、正当でなくても愛されるのかも

本人以外の人が決めることだ。

義母が施設を移転する時、義姉は主人の店に義母を連れ、

「今から施設を移りますから」と告げに来た。

主人が「どこの施設に移んの?」と尋ねたら、

「知りたければ電話してきなさい!」と、怒りを隠しもせずに言ったそうだ。

義姉は自分がキーパーソンだから、義母のことは何でも自分に連絡してくるようにと

繰り返し言っていたが、私たち夫婦は義姉を絶対的に避けていた。

(しかし、私は義兄嫁には「私に出来ることがあれば教えてください」と、

言い続けてきたので、あちら側のコミニュケーションが取れているなら、

私が、介護そのものを嫌がっているのではないと分かるはずだ)

義姉は、介護に協力しない次男夫婦に呆れている……というふうに

事態をすり替えていたが、

本当は自分に連絡を取ろうとしない次男夫婦にずっと我慢ならず、

主人に義母の転所先を《電話してこなければ教えない》という

意地悪をしてきた訳だ。

これには本当に主人も怒った。

「あの、女だけはホンマにイケズやな。救いようないわ」と呆れてもいた。

そして主人は「絶対に義姉に電話などしない」と言うので、

私は義兄嫁に電話をし、このことを伝えて義母の転所先を教えてもらったのだが、

義兄嫁も「お義姉さんから『向こう(私達夫婦)から聞いてくるまで

絶対に教えたらあかん』て言われてキツイこと言いはんにぁと思ったけど、

お義姉さんは、自分が一生懸命お義母さんのお世話してんのに、

お義母さんは○○さん(主人)のことばかり気にしはるから悔しいんやわ。

けど、お義姉さんは話して分からへん人ちがうで。」と言っていた。

最後には義姉を庇っていたが、主人の言っていることが勘違いでも

間違いでもないことはよく分かった。誤解でもなければひねくれているのでもない。

主人はありのままの義姉の態度を言ったのだ。

そのままを私が義兄嫁に伝え、それに義兄嫁が答え、

そこには何の違和感もなかった。

しかし、そのことがあってからそこそこの月日が経ち、

義母が亡くなる少し前に、義姉が私に電話をしてきたことがあった。

義母が施設を移転するに当たっての、この義兄嫁と私のやり取りを

義姉は表面的な報告だけ受けていたと思う。

少なくとも《義兄嫁が、義姉から口止めされていて、

それを義兄嫁が「キツイこと言う」と感じたこと》

そして《それを私に話してしまったこと》は聞いていないのだろう。

義姉は「あの時は車を赤信号で停めてて、
青に変わりそうだったから、

慌てて『後で電話してきて』って言ったのをね、又、あの人(主人)ご誤解してね」と

平然と言い放った。

そういうことが平然と出来る人間性の持ち主だ。

嘘をつくことに罪悪感のない人だ。

私がたまたま義兄嫁と話し、本当のことを聞いていたから、

義姉が大嘘をついていると分かるが、もし私が義兄嫁と話していなければ、

私でさえ主人が誤解しているのか、本当のことを言っているのか、

真実は分からなくなる。

ましてや、向こう側の人達…義姉家族や義兄家族や義弟家族は、

義姉の言うことを信じ、主人の誤解と思うだろう。

そんなことの積み重ねで、主人をひねくれた人間ということにしていくのだ。

そういう印象操作を巧みに、平然と出来るのが義姉という人だ。

義兄嫁と私が二人で直接話すことなんて、嫁いで何十年も経って、

これが初めてなのだ。

まぁ、これも可笑しなことだが。

私がどんなに義兄嫁に「お義母さんのことで出来ることがあれば教えてください」と

言い続けても『キーパーソンは義姉』というしょうもない理由だけで

一切何も言ってきてくれない。

私が介護を手伝う気持ちさえなかったということに

するのが義姉の遣り方だったが、

義姉にとっては、義兄嫁と私が直接話すのは、

自分の陰謀のあれやこれやが見つかる為、とにかく都合が悪かったのだろう。

話しがものすごく逸れてしまったが、

そうして、義姉のグダグダした言い訳を義兄が止めて

私にとっては気の重い話し合いが始まった。