遠い昔のようにも思えてしまうのですが。
ゴールデンウィーク。♪
7月まで祝日って ないのよね。
あ~、長い休み、楽しかったな。
って、懐かしんでみたりして。
連休半ばで、このブログでお馴染みの「とっつぁん」に半日コースをご一緒いただきまして。
そう、つまり半日飲むということ。
集合は15:00。
かつて、朝6:00に築地で待ち合わせて、14:00には有楽町で泥酔していたことがありました。
てへっ。

今回の基本路線プラニングは我が家。
まずは、横浜赤レンガ倉庫街でのオクトーバーフェスト。
ほんと、ばっかっじゃないのってくらい、いい天気。
この直前、母との山中湖の荒天っぷりを考えると。
「とっつぁん」、あなたさまが強烈な晴れ男なのでは?

青空のもと、飲む。
日差しが照りつける中、ドイツビールろクイクイ飲干す。
途中、とっつぁんとダンナちゃんが買いに行ったら、ひとり2杯づつ分買ってきちゃった。
2人買い出しで、6杯。
恐るべきスタートダッシュ。
一癖も二癖もある つっつぁんですが
「あっし、実はキッシュが好きでして」
なんて、ちょっとそこらの女子大生みたいな台詞を江戸弁でおっしゃる。
たっぷり酸キャベツもつけてもらいました。

日も暮れてきた頃には、野毛へ移動。
従姉妹のお店に顔を出して、軽く2杯ほど飲んだら、次のお店へ。
これが、野毛スタイルであり、とっつぁんスタイル。
1店舗、1オーダー。
さぁ、次、次。

野毛に来る度、猛烈な行列をつくっている焼き鳥屋さん。
この日は二人待ちくらいだったので。
超短気な3人組が並んでみました。
あれよ、あれよで入店。
でも、
「そんなに並ぶ程~?」って印象。
超串好き夫婦、ちと好み路線とは違ったようです。
で、もちろん ここも1オーダー。
さぁさぁ、移動、移動。
「天婦羅行きやしょうよ」
というとっつぁんの一言で、何とも怪しげな天婦羅屋へ。

未だに、あれは幻だったのではないかと思う不思議なお店。
極めて昭和な店内。
いや、入り口のガラスケースは、むしろインドネシアのパダン料理屋みたいな様相。
出てきた海老天は、一見アメリカンドックのよう。

トイレに行こうと思ったら、土間の店内から靴を脱いで
どこかの家の居間を通り抜けて、更に先の台所も通り抜けて、その先。
台所では、誰かが何かを作っている。
そして、暗い。
なんか、トイレから出たら、不思議の国に出てしまうんではないかと。
ローマのカタコンベとか、もしくは石見銀山。
どっちも、ジメッとしていてイヤだわ。
でも、他人の家を「失礼します」って言いながら通り過ぎて
トイレに行くってのもね.....
ってか、すんげぇ面白かった。
あまりに面白いから、とっつぁんに
「トイレ行ってよ~~~!面白いから」
と力説し、用はなさげだったのに駆り立ててしまいましたが。
あと、天婦羅揚げてたオジサマにお会計をお願いしたら、家庭用電話機の内線で電話をして
「お会計」と一言。
したら、台所で何かを作っていたオバサンが伝票持ってきた。
どこからがプライベートで、どこからがビジネスなのか。
さっぱりわからんちんなお店でした。
カタコンベに迷い込まなくてよかった。

野毛は、奥深いのぉ。
とっつぁん、今度は動物園つきて行こうよぉ!
猿山眺めながら、ビール飲んじゃおうぜ。
でも、私は河馬が好き。