色んな生き物が、大騒ぎだったようでしてね。

ハロウィンなんて、私の子供の頃にゃ なかったよ。
お菓子をもらうなんて、家の棟上げとか?お餅がまかれるのが楽しみだったな。
大学生になった頃からね、ディズニー・リゾートに行くと、そんなオレンジな祭りがあるとね。
知る訳になるんですが。

(この日、唯一のハロウィンカラーの豚キムチ)
どうやら、季節的にも収穫祭的なものなんだろうかと思っていましたが。
40ウン歳になるまで、一体何の祭りなんだか、さっぱりワカリマセンでしたわ。
アメリカのお祭りかと思ったら、起源はケルト人なんですね。
アングロサクソン系の暦で大晦日なんだそうで。
死者の霊が帰ってくるんだけれども、一緒に悪い霊も戻って来ちゃうから、
焚き火やカボチャのランタンをして、悪霊を祓うんだそう。

仮装の子供たちは、この霊のフリをして、「お菓子くれないと、悪さしちゃうぜ」ってするわけね。
ふむふむ。
大晦日に紅白見ながら年越し蕎麦食べてると、お盆で先祖の霊が帰って来て迎え火を炊く。
的な?

こういう年行事って言うんですかね、日本国内だけではなく世界各国で共通してて面白いね。
大学生の頃、民俗学という講座で、国内の古い習慣が残る地域でフィールドワークしましてね。
愛知県の犬山市の山間の街に半月ほど滞在して。
食習慣や、かつて養蚕も行っていた住居、年中行事や通過儀礼などについての調査をしました。
ゼミで論文集の冊子を作って発刊してね。
売れねぇけど。

古い村の家々の90%以上が同じ名字だったりして。
皆さん、同じ先祖に繋がるそう。

食習慣を中心にインタビューやスケッチ、写真撮影をした私。
どこの家でも歓待していただいて、おやつには畑で捥ぎたてたてのトマトをいただいたり。
帰りの宿まで、農作業用のトラクターにのせてもらったり。
楽しかったな~。
葬儀の調査をした人は、「縁起でもない」って追い払われたそうですが。
昔から食い意地が張っていて、食生活担当で よかったわ。
ってか、今 このブログでやってることと、大して変わらなかったりしてね。

その論文集、引きずり出してみました。
ぷぷぷっ。
残酷な程リアルな絵。もちろん、私の作品です。(笑)
そんな、ハロウィンとは無縁な食卓。
■ 鮭ハラスの西京焼
■ 蓮根のキンピラ
■ 豚キムチ
■ 納豆のタマネギ乗せ
■ じゃがいもとタマネギのお味噌汁
■ 土鍋で炊いた茨城の新米