便器をキコキコとブラシでお掃除して、さぁ流して出かけるぞ!
って、バーをひねっても、ウンともスンとも言いません。
タンクには、お水はたっぷり溜まっているはず。
大に回しても、小に回しても「オレ知らないも~ん」ってな具合で、完全無視。
おぉ、そう来るか。なら、私も無視して出かけちゃうも~~ん。
もう時間だし。

で、出かけたわけですが、出かけているうちに勝手にトイレが直ってたりしないかな。
なんて、弱気な私は祈ってみたんだけど、どう考えても その祈りは通じる分けないよね。
夜、ダンナちゃんが帰ってきたら「あれれ?トイレの調子がおかしいよ」なんて、帰って初めて気づいたみたいな演技しちゃおっ。朝のうちに不具合起こしていたのに、放置したことは内緒ね、内緒。

夕方、ダンナちゃんから「今日は早く仕事が終わるから一緒に帰ろっか」とメール。
ワン、ワン、ワンと忠犬ハチ公よろしく「わ~い、一緒に帰ろっ、一緒に帰ろっ」ってお返事して、待合せ。
ダンナちゃんの顔を見て思い出したわ。
トイレが........
オレの言うこと聞かないんだった.....

わたし「あのね、あのね、おうちのトイレがね、なんだか言うこと聞かないのよね」
ダンナちゃん「言うこと聞かないって、なんだよっ」(←当然の質問だよな)
わたし「レバーをね、動かしても流れないの。ウンともスンとも言わないの。タンクに水がたまっているのに」
ダンナちゃん「はぁぁ?そのまま出てきたの?家帰ってもトイレ使えないじゃん」
そうです、おっしゃる通りでございます。不在中に、勝手に回復してくれていない限りは、
ダンナちゃん「また馬鹿力で壊したの?レバーをもぎ取っちゃったとかじゃないの?」
わたし「 壊したんじゃない!!!壊れたの!!!ちゃんとレバーあるし!」
ダンナちゃん「今年の始めには洗面台割ったよね」
わたし「.....」
自宅に帰るも、もちろん自然に直ってくれてなんていなかったわ。
ダンナちゃんが水槽開けたら、チェーンが切れていた。
ダンナちゃん「また馬鹿力でチェーンを引きちぎったの?」
わたし「 切ったんじゃない。経年劣化で切れたの!!!」
ダンナちゃん、汗だくになりながらトイレで格闘。
わたしは背後から「水のトラブル、クラ○アン、安くて早くて安心ね~、0120-XXX-XXX」とBGMを歌ってみましたが、どうも怒りを高めるばかりだったらしく
ダンナちゃん「ご飯の支度してなよ!!!」
はい、ってなわけでダンナちゃんはトイレを直し、わたしは焼そばを作りましたとさ。
ダンナちゃんのおかげで、無事復活。
あぁ、結婚っていいね~~~。
母に、このこと電話で話をしたら、
母「それくらいじゃね~、まだまだよ。わたしは浴槽の底ブチ抜いたことあるから」
わたし、やっぱり母にはかなわない。