
あぶく銭らしい使い方をしようと思い、だんなちゃんぱ~っとフグを食べようぜってことになりました。
レストラン街の中で、お魚料理が自慢と見えるお店に入りました。
とらふぐコースは一人10,500円。まっ、1人前浮くってとこですな。
コースにフグの唐揚げを追加しました。
突き出しは、ほうれん草と近江こんにゃくの白和え。

赤いものがベーコンなどのお肉かと思ったんだけど、食べてみると不思議なプニョっとした歯ごたえで味がない。な~んでしょと思って女中さんに質問したら、近江こんにゃくとのこと。
初めていただきましたが、彩りが映えますねぇ。

待ってましたのテッサ。
天然とらふぐコースって言うから、もんのすごく量が少ないのかと思っていたら、意外や意外、皮もたっぷり。
テッサって歯ごたえとポン酢の味で食べるもんだと思っているんだけど、ポン酢がおいしいこと。
かぼすなどを使って自家製なんでしょうね。
新鮮な柑橘類の香りがただよいます。
さぁてと、フグ食べるんだったら、これですね。

ひれ酒。
ひれがでかいんですけど~~~。
驚いちゃいけませんよ、これが2枚入っているんです。

つぎ酒で、2杯分は同じヒレでいただいて、3杯目でヒレちゃんをリニューアル。
ってか、何杯飲んだんだ!って言われそう。
ダンナちゃんと4杯づつでした。

で、こちらは唐揚げ。
身がしまっています。
お鍋が楽しみです~~~。

じゃじゃ~~ん。
女将さんが丁寧に作ってくださいます。
藤色の無地の着物が素敵です。

「白子は召し上がりましたか?」と女将さん。
「メニューに書いてないので、ないのかなっておもっていました。あるんですか?」
「お待ちくださいね、奥に聞いてきます」
「1匹分はご準備できます」とのこと。
1匹分でも、いただけるものなら大喜びでいただきます~~~。
だって、白子を諦めきれず、2軒目はしごで「とらふぐ亭」行こうかなんてダンナちゃんと言っていたのよ。

白子ってさ、なんでこんなにうまいんだろうね。
お口の中で膜を噛み切ると、とろろって中の白子が出てきます。
甘くて、いい意味でのウマミが凝縮された味。
白子は、河豚も鱈も鮭も好きだけど、河豚の白子は一番の贅沢ですな。

お雑炊も、女将さんが作ってくださいます。
玉子を入念にといてらっしゃったんですが、そのおかげなんでしょうね、玉子がふわふわに仕上がっています。

おもちも入っていました。
フグ以外のメニューも充実。
特に渡しは小イワシのお刺身が気になっています。
また、フグ以外でも伺いたいお店を見つけました。
最後、お会計のときに板前さんが出てらしたんですが、25年ここで働いているけど10,000円の当たりスクラッチくじを見たのは初めてですって。
私、大金星でしたな。