アダムがオーストラリアでのラジオインタビューで、日本のファンのライブでの様子、日本のファンからのプレゼントについて語ってくれています。
その中に、私たちの刺繍掛軸について言及したのではないかと思われる箇所がありました。
6分40秒くらいからアダムが日本のことについて語ります。
そしてそのインタビューをありがたいことに、@mmyy9さんが、@oriharakaoru @rationalflake さんの協力を得て、テキストに書き起こしてくださいました。
いつも無私の精神で惜しみなく情報提供してくださるmmyy9さんに心から感謝
↓mmyy9さんのtwitlonger
http://www.twitlonger.com/show/6ig1pt
アダムはこんなふうに語ってくれています。
N: And that's, I mean that is the place where every single tour documentary you see you have to see a Western band going to Japan to see the audience reaction and the gifts and stuff, did you have any experiences there?
A: Yeah, it was great. You know, it's slightly more subdued culture, you know, they're a little quieter, and ... I tell you, some of the fan gifts that I got in Japan are some of the most beautiful gifts that I've received thus far.
N: Really? Like what?
A: I don't know, it seemed that .. especially the hand-made stuff, there's just a … a very fine-toothed craftiness about it you know, they were so cute like the little pieces of, you know, stationery we get, very fine hand-writing and … you know, these all kind of Asian cliches but it's kind of .. it's true.
「日本でファンから受け取ったプレゼントはこれまでもらった物の中でもとりわけ美しい物だったよ。」
それってどんなものなの? というインタビュアーの質問に
「よくわからないんだけど、(わかんないんかい!?)特にハンドメイドのもので、それにはすごく細かい目のクラフトがあるんだよ」
fine-toothed が目の細かい、というような意味らしいので、
これはもう間違いなくクロスステッチのことを指してくれているんだろうと、勝手に思い込み!!!!
私はM&Gの時に彼が刺繍掛軸を見て、「ワォ!!!」と驚いて喜んだ姿に接することができた、もうそれだけで満足だったのですが、
まさか遠いオーストラリアでそんなふうに話してくれるなんて!!!
アダムには、原画となった写真と刺繍掛軸の写真を見せて「これがビフォーアフターよ」といって両方にサインをもらいました。
ネット上ではあまり綺麗な色が出ないのですが、実際の掛軸の地はとても鮮やかな草色で
アダムのみどりっぽい服装によくマッチしていたと思います。
これを見たアダムの弟のニールが
I like it ! と何度も言ってくれたのです。
ありがとう、アダム、(たぶん)刺繍のことを話してくれて!!!!!
刺繍プロジェクトを進めてとても楽しかったけれど、実際には大変でもありました。
特に刺繍が出来上がってから、つなぎ合わせるのがひと苦労だったのと
何と言っても、掛軸にするまでの紆余曲折は、その当時は大変な思いをしましたが
今となってはいい思い出です。
掛軸がどのようにしてできるものなのかも学びましたし。
本当に日本の伝統工芸品なのですね!
さて、今日のアダムのコメントを喜びつつ、少し真面目に今回のことを振り返っておきたいと思います。
刺繍をみんなで協力して製作しアダムに贈ろう!とどうして私が考えたか?
アダムファンのいる諸外国と比べると、日本は言語の壁が高いということもあるのでしょうが
アダムサイドへのファンの愛情の示し方が、どうしてもうまくない、少なくとも量的には。
そんな日本のファンの実は内に秘めた熱い思いをアダムに届けたいという願いから考えたものです。
計画した当時はGNT in JAPAN の見通しもありませんでしたし、
とにかく日本に来て欲しいから日本のファンの愛情を示したい!!! それが出発点でした。
一方で、アダムはスターですからファンからいろいろなプレゼントをもらっています。
ツアー中は移動しますから、バスが物であふれかえり、実際に困ることもあったでしょう。
アダムはいつも注意深く言葉を選びつつ
「僕は今とても恵まれた境遇にある。だから僕に物をくれるよりも
必要とする人に寄付をして、その領収書を見せてほしい」と言っていました。
寄付行為が生活に根付いているアメリカ人らしいコメントでもありましたが、
物をもらっても迷惑だよ、というメッセージでもあっただろうと思います。
皆で協力して刺繍をするということは、言葉でのメッセージがどうしても苦手な日本のファンとして
アダムへの愛情を示すいい手段だと思い皆さんにお声をかけました。
しかし、やはりこれはアダムには迷惑かもしれない、ということも常に頭をかすめていました。
実際この刺繍プロジェクトに関してそのような陰口を目にすることもありました。
刺繍はお金で買える物ではなく、気持ちを込めたアートだと自分に言い聞かせていても
そういう陰口を見るとへこみもしました。
だから、少しでもアダムの気持ちに応えたい、これはファンとしての愛情の示し方なんだという意味を込めて、刺繍プロジェクトを始めるにあたって、ユニセフへの寄付をしました。
そうしたら、なんと、数ヶ月後の今日、ユニセフからの領収書が届いたのです!
↓ユニセフのカード
私は決して運命論者ではありませんが、アダムが遠く離れたオーストラリアで
日本のことを振り返り、(たぶん)刺繍のプレゼントについても言及してくれたその日に、
領収書が届く、これには何か大きな目に見えない力を感じます。
ぐらんびーさんによれば、こういうのを「引き寄せの法則」というのだとか。
寄付もそうでしたが、参加の声をあげてくださった皆さんのためにも、後で非難されるような瑕疵があってはいけないと思い、使用写真についても、きちんと著作権者の許諾をとることにしました。
快く応じてくださったINROCKさんに本当に感謝しています!!!!
アダムにとって日本のファンのイメージは、
ちょっと物静かでおとなしめだけど、秘めた情熱をもっていて手先の器用さを生かして愛情を示してくれる、そんな感じになったでしょうか(笑)?
これまで刺繍プロジェクトを応援してくださった皆様
本当にありがとうございました。
今日は報われた思いでいっぱいです。
そして何よりも刺繍隊に加わってくださった皆様
ご苦労をおかけしました。
感謝しています。
chacha拝