お隣の国アメリカがいろんな国からの輸入品に対して高い関税をかけると言い続けている。
現アメリカ大統領は「関税をかけるぞ!」と脅しをかけるのがとても好きらしくて連発しているけど、それを延期したり、見直すかも~?なんていったりして翻弄させて楽しんでいるのかな?って感じがしないでもない。
カナダはアメリカと隣同士で関係が深いながら、私の見る限り、カナダ人のアメリカに対する気持ちは愛憎入り混じっているように思える。無視することも切ることもできないが、なんか嫌なんだよねという感じ。大昔、高校卒業資格を取るために、私の住む市の教育委員会が提供するコースをとっていたことがある。必須の授業の中でカナダの歴史だとか社会の構造だとか習うものがあった。そのなかでアメリカ人がカナダに対する印象を話すインタビューみたいなのを見た。かなり昔のものだけど。「カナダってアメリカの州の一つじゃないの?」とかいう人もいたりして、ジョークとして言ってるのか?と思ったけどほんとにそう思っている人もいたらしい(まじか!
)。この授業の先生は、アメリカ人はほかの国の人から嫌われているというようなニュアンスで話していて、「カナダの国旗を模したタグを荷物につけてアメリカ人と間違われないようにしている人もいる」というようなことを言っていた。
カナダは1965年にいまのメープルリーフの国旗を使うようになるまでは、イギリスのユニオンジャックを使ったデザインのものを使っていたそうで、イギリスへの帰属意識が高いようだ(ケベック州を除いて・・)。いまでもイギリス連邦の一員だしね。
アメリカ人と混同されるのはイヤだという気持ちがあるひとも多いと思う。私の知り合いには、カナダ人とアメリカ人なんて同じじゃん?と言われるととても気分を害される、というひともいる。
たとえば私なんかも中国人とよく間違えられるのだが、「いや、中国人じゃないし、日本人だし」とすこし不快になる。それと似たようなのもかしら。
最近のアメリカからの関税攻撃に対して、カナダはそれならこっちもかけるよという具合に報復関税の応酬になりつつある。
それに加えてカナダ人の愛国心が高まっている。トランプ大統領がカナダをアメリカの51番目の州にしたらいいというようなことを言ったりしたのも影響しているようだ。
スーパーに買い物に行くと、カナダ産の製品の値札の横にメープルリーフのマークがつけられているものがど~んと増えた。今までは特にそうしたことを押し出していなかったんだけど。カナダでつくられたものを買いましょう!というわけだ。アメリカから酒類も多く入ってきているが、酒屋では「カナダの酒を買おう!」というサインが掲げられたり、アメリカ産のものを棚からどかしたりしているとこもあるそうな(ニュースで見た。私は飲めないので酒屋には滅多に行かないから実際には見たこと無し)。
自宅の前にカナダ国旗を掲げている人も増えてきた。
実際、ニュースでも「カナダに対する誇りを感じる」というひとが増えてきたというような調査結果が出ていた。フランス語圏として特殊な州ともいえるケベック州でもその数値は上がっているらしい。
どの国の人間かということは自身のアイデンティを形成する一つの要素である。それを大切にしようという気持ちはわかるし、必要なことだろう。
愛国心が高まるのはいいけど、保護主義、自国第一主義が行き過ぎるのは困るのではないか、などと思ったりする。







