6月末、また卒業式に行った。
2年前は息子がカレッジを卒業したときに、カジノの中にある劇場にて卒業式がおこなわれた。そのときは卒業生たちがくだけた感じで楽しかった。日本の卒業式というと厳かな感じなんだけど、そういうのとは全く違っておもしろかったのを覚えている。
今回は娘のカレッジ卒業である。娘は大学にも通って学士を取得したが(3年前その卒業式にいった)、その後カレッジに2年間通ったのである。勉強が好きなのねーといわれたりしたが、単に仕事したくないだけなんじゃないだろうか。
こちらの学校では入学式というものは基本的にない。9月の新学期初日に新入生も在校生も一緒に集会があるだけ。卒業式はおこなわれるが、日本と比べるとかなりくだけた感じだ(特に小学校とか)。
カレッジ(日本でいうところの短大や専門学校に近い・たいていは修了書をもらうが、プログラムによっては学士なども取得可能なところがある)というのは大学に比べれば学生数も少ないのであるが、娘が通ったところはそこそこ大きなところだったので、卒業式も4日くらいにわけてやっていた。ちなみに大学のときは1日4回4日間かけておこなったので全部で16回卒業式がおこなわれたことになる。6月、10月、1月に卒業式をおこなうパターンもある。
今回は近くの教会が会場。教会って大きなところは立派なステージがあって、ここでちょっとしたコンサート開けちゃうねっていうようなしつらえになっている。この教会には初めて入ったのだが、バルコニー席まであって教会というより劇場、コンサートホールのようである。
中央は卒業生たち。青っぽいガウン(黒っぽいのを着ている人もいる)と帽子をつけている。
卒業生はステージに上がる前に卒業証書をもらい、ステージ上で名前を読み上げる人へ自分の名前カードを渡す。最近は移民の子供が増えているし、留学生もいるしで名前も多様化しているので、読み方がカードには記載されているらしい。うちの子の苗字はちょっと変な発音をするため知らない人は読み間違えるのだが、このカードのおかげで間違いなく読まれていた。とはいえ、名前を読み上げる人だってそのカードを初見で言わなくちゃいけないのだからなかなか大変である。
卒業生たちの名前を聞いていると、ほんとうに多種多様で、たまに「おや、よくある姓名」と思ったりするとけっこう年いっている人(白人)だったりする。カレッジや大学だと年いっている人がいたりするからね。
卒業生は名前を呼ばれると、そのままステージを横切っていく。ステージ上で卒業証書授与というのはない。人数が多いからやってられないのであろう。卒業生が横切るだけでも全員終わるまでにはたいそう時間がかかる。
こんな風にステージには学長、先生が立ち上がって卒業生がステージを横切るのを見送る。先生によってはハイファイブしたり握手したり、ハグする人もいる(その学生との親密度にもよるのかと)。
ステージ上に座る先生が足組んでたりして、こっちの式のくだけた雰囲気がわかるというもの。
あと、先生たちがさまざまなガウンをつけているのも不思議である。お花みたいな形の帽子をかぶっているのは、博士号を持っている人らしいということはわかったが、それ以外はなぜちがうのか?AIに聞いてみたら、博士号や修士号を取得した出身大学のものを着ているかららしい。
日本の卒業式だと送辞、答辞なんかがあるが、こちらは在校生が式に参列することは基本ないので送辞はない。答辞に変わるような卒業生代表のスピーチはある。この代表に選ばれるには学業優秀っていうことのほかに、ほかの生徒にも人気があるとか、なにかしらの目立った功績があるとかが必要となる。原稿に書いてあることをつつがなく読み上げるってだけじゃ、こちらの場合ダメなんで、スピーチがうまい人っていうのも選考要素になると思う。
式が終わると、先生たち卒業生たちが退場していくのを来場者が立ち上がって見送るのだが、会場を出たところは卒業生とその家族が集まっていて大混乱。大学の時は屋外に出られ広かったから困らなかったけど、ここは教会の建物内で人、人、人をかき分けていかねばならない。娘にもなかなか会えなくて大変だった。ガウンを付けているうちに写真を撮ろうってみんな思っているのだが、ひとが多すぎて写真を撮る場所がなかなかない。なんかへんなバックグラウンドではあるが、とにかく撮っておこうって感じになってしまった![]()
式の間にプロカメラマンが撮ってくれているので、それを購入することになるでしょう・・・
小学校の卒業式はまったく儀式ばっていなくて、手作り感満載だがそれはそれでよかった。
高校(私の住む市は中高一貫なので中学の卒業式はない)の卒業式ではガウンを付けるなど、それっぽい感じになる。
大学もカレッジも卒業式を終えて、これでもう卒業式に行くことはないだろう、たぶん。









