暁の峰 -138ページ目

表に出すのが下手なんです①

感情表現の話。


前記事に書いた通り、小学校入学直前に父方の祖父母と同居生活になりました。

恐らく祖父母のたっての希望で。

両親にとっても、私たち兄弟にとっても、あまり良い環境ではありませんでした。


それまでは内孫とはいえ、【お客様】だった私たち。

それが名実ともに【家族】になった訳です。

正直なところ、祖父母の躾は想像を絶する厳しさでした。

それが躾だったのかどうかさえ、うろ覚えです。

その頃の記憶があまりないのは、辛すぎたせいなのかもしれません。

小学校2年生頃まで、私は精神科に通っていたようです。

何の症状だったかも、医者に通っていたことも覚えています。

あまり表に出したくはありませんので、病名なんかは伏せさせていただきます。



後に聞いた話です。

母の実家に遊びに行った時、祖母は弟が笑わなくなっていてビックリしたそうです。

また、私が高校生くらいになってから、母はよく、

「あの時はあんたたちが悪さしたり行儀が悪かったりすると、おじいちゃんに怒られるのが怖くて先に怒ったり、後で追い打ちかけるように怒ってしまった。

 随分感情的になってたから怖かったと思う。悪かった」

と言います。

無論、辛かったのは私だけではなかったはずです。

母も相当ストレスを溜めていたはずです。

はけ口もなかったはずです。

下の兄弟も、記憶にないだけでストレスだったのだと思います。

なまじ物心がついた後での同居だった分、今でも引き摺っているのだと思います。

つづく