人生の中で
こんなに愛おしい存在に
また出会えるなんて
思ってなかった。
出会ってもうすぐ3年
連れて行った病院で
「推定2か月の雌だね」
と言われたので
産まれた頃を逆算して
ちょうどその頃に重なった
亡き母の誕生日5/4を
このコの誕生日に設定した。
7月のもう暑い日、
会社の裏のフェンスの隙間で
一日中鳴いていた仔猫
完全イヌ派だったワタシ
いろいろなそのときの偶然が
ワタシのもとへ、この命を運んできた。
語ると長くなるけど語りたいけどやめとく
そうなの
今でも毎日
フワフワと体温を感じながら
「ほんとに生きてここにいるね、すごいね」と
話しかけてしまう。←ヤバみ
昨日はちょっとしたワタシの油断で
初めて家から抜け出してしまい
外の世界で
こちらを振り向くネコを見たとき
心臓が破れそうに鼓動した。
忘れていた家の中以外の風景に
とまどいもあったのか
走ってはいかず
周りを見渡して佇んでいてくれたから
この手でつかむことができた。
坂の途中にある家だから
裏の住宅との境が2m以上高さが違い
ネコは下を覗き込んでいた。
勝手口から
お隣の裏までの5mほどの出来事。
外の世界を少しだけ垣間見たからか
普段から、まぁニャーニャー
よくしゃべるネコなのだけど
脱走後は
勝手口のそばのキャビネットに乗り
ドアを開けろとニャーニャー言う。
アホか
開けるわけないじゃん
保護したときは
小さくて細くて可憐で(親バカ丸出し)
どうしたもんかと思ってたけど
その後の病院での検査で
体内に寄生虫がいて治療の必要があると言われ
「拾ったの○○区だっけ?
もしかして田んぼとかある?」
はて『虎に翼』面白いね
小さい畑は見るけど結構ビルあるし
裏入ったら住宅街だしね。田んぼ見ないね。
「これ、田んぼにいるカエルやヘビ食べると
感染するやつなんだけどね」
カエル&ヘビ
ワタシは診察台の上のネコと
目を合わせながら
思わず
「ワイルド~~」
と口にしてしまい
先生と助手の方の爆笑をもらったというね
そんな可憐で
見た目より生命力あふれるネコが
ますます好きになったという想い出
だから、お外に出したら最後
戻ってこないような気がして
ほんとに気をつけようと
ワナワナ
ネコを抱きしめながら、思った。
父の骨折で
その日はバタバタ終わってしまったが
おめでとう、と
後からみんなでお祝いしたとさ
(めったにあげない、ちゅ~るあげただけだけどねw)
出会えた奇跡を忘れずに。
神様 ねぇ もし僕が
彼女といること
あたりまえに思ったら
力いっぱい つねってください
幸せの意味を忘れぬように
(『君は僕の宝物』'92 槇原敬之)
すみません
年イチのことなので
気持ち悪く語りました笑
ニャー