骨折の翌日の攻防は。 | 長女Aは、夢を見る。

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長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

 

 

35歳、東京で一人暮らしの弟③は

いつからか料理男子で

うちの息子たちも

弟③を小さい頃から「○○二ィ」と呼び

事あるごとに食べたいものをリクエストしている。

 

 

今回はみんなそれぞれバタバタで

 

 

彼らはとうとう弟③の手の込んだ料理を

食べられなかった。

 

 

(それでも海鮮焼きそばや

チーズフォンデュやなんやかんや作ってくれたな)

 

 

仕方ねぇ真顔

長男は一昨日誕生日だしな。

 

 

リクエストはエビマヨ

ワタシ作のこれでも食っとけパーラブラブ

 

 

 

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 

 

 

長野のキャンプ場から病院直行で

すべてが終わって帰宅したのは23:00予防

親戚は先に送って

 

ワタシと弟③と父、だったけど

 

弟③がいて

ほんとに良かったな。

 

 

父はめっちゃ痛いはずなんだけど

あまりそういうの表に出さないだけなのか

どうなのか

(そう痛くはない、とか言ってる)

待合では三人で和やかに話したり

父はウトウトして

姉弟ふたりで延々とヒソヒソ話して

 

 

救急外来の待合はずっと

付き添い含めて30人くらい?

いろんな患者さんが溢れていた。

 

 

担当の先生と話しているときから

「これはなかなか面倒だぞ真顔

と思ったとおり

 

 

 

翌朝は弟③がワタシの部屋に

助けを求めてやってきて、目が覚めた。

7:00過ぎ。

 

 

「お姉ちゃんえーんダメだわアセアセ

僕では何にも聞いてくれない」

 

 

下に降りていくと

玄関に座って、うなだれている父がいた。

 

 

「おーー出かける気マンマンやね笑

昨日も言ったでしょ。

今日はおとなしくしとこうよ。

せっかく軽いひびで済んだのに

グキッといったらどうすんのニコニコ?手術だよ」

 

 

これがね

寝起きなのに自分で驚くほど明るく優しく

言えたんだけどね凝視

別の誰か(弟③)がひとり、間に入るだけで

こうも違うものなの?

味方がいるからってことなの?

なんなの?

前日の転倒の瞬間から

後悔や反省がグルっと一周訪れたから?

わからない

わからない

そのどれもかもしれない

 

 

父は、夜間救急で処置してもらった

簡易ギプスのシャーレかな?

それを勝手に取り外していて

(これは予想できた)

日曜なので、競馬場に行くと

(これも予想してた)

出かけるのを止める弟③に抵抗していた。

 

 

振り切って出ていく勢いはなかったが

誰も送ってくれる人がいないから

電車でひとりで行くのは仕方ないじゃないか、

という主張をしていた。

いつもの明るさはない。

 

 

今週は毎週来て連れて行ってくれる弟①は

前日みんなで出かけるので

連休だけど仕事で出社したいし

一回休みね、と父に言っていたが

 

 

そんなことはまったく忘れていて

朝から弟①にも「何時に来るおねがい?」

電話したらしい。

ワタシに言ったら

怒られるにきまってる笑と思ったろうな。

 

 

骨折をしたのは事実

でも手首の固定は外しても大丈夫

競馬場に行きたいのに

今日は誰も連れて行ってくれない

ひとりで行けるもん(確かに)

何が悪いのか?

という気持ち。

 

 

弟③はこの日

地元の友人と会う約束をしていて

昼前には出かける予定だった。

 

 

いろいろ押し問答をした結果

「あー!わかった!

家にいればいいんだなえーん!」

となったので一旦落着。

 

 

だけど、その後も

やっぱりひとりで行けるわプンプン

やっぱりやめとくわショボーン

と、時間が経つと言うことが変わり

そのたびにワタシと弟③のところに来る。

 

 

これはほんとうに

ワタシの心の余裕の問題だ。

そう確信する。

「わかったよ

一緒に行こうか予防

と、ワタシのこの口が言った。

 

 

弟③が出かける時間が迫っていたから

安心していかせてあげたかったのもある。

弟①も仕事をあきらめて行くわ、

とも言い出したし。

 

 

ワタシは………

GW中に映画を一本観る予定の日だったんだけどデレデレ

まぁ、いいわね。

 

 

 

 

そうして出かけた父にはおなじみ競馬場。

足取りも心なしかしっかりしてるタラー

 

 

 

弟①とも朝から連絡を取っていたが

最近父と競馬場行く日は

指定席をネットで取っているらしい。

それが迷子にならなくて見守りに便利なのだとか。

 

この競馬場でレースが開催の日は

指定席は抽選で

全然取れないし

チケット料金も何千円もするらしい。

でも開催日以外は一人500円?

 

 

 

 

 

 

なるほど指差し

 

 

場内は送っていったときに

入ったことはあったけど

 

 

すっごいキレイで広くて

飲食店もたくさんあって

ちょっとした遊園地もあるから

レジャー感覚の子ども連れも多いんだよねー

子どもの日だったし大盛況

 

 

 

             ↑父

 

 

 

 

 

 

さてさて指定席とは……

 

 

 

 

 

 

おぉ、快適だ真顔キラキラ

(弟①がネットで取ってくれた席)

そりゃ、ここでレース開催の時は

観戦するのに人気で争奪戦だろう。

だって目の前最終コーナーよ。

 

 

開催がない日は大きなビジョンで

東京や京都のレース映像を見ながら

席のすぐ後ろには券売機が。

 

 

 

 

 

 

父は

「光が反射してビジョンは見にくくていかんえー」と

早々に指定席から移動して

そこらじゅうにある小さいモニター下に。

全然ありがたみを感じてないね真顔

 

 

ワタシは父の行動を目視しつつ

 

 

あまりのパノラマの景色に

つい山のアプリを開き

目の前に広がり確認できる山の名前を

ワクワクしながら表示する。

 

 

 

 

 

 

 

 

AR山ナビ




楽しいのよこのアプリ。

登ったことのある山もいくつか見えて

急に山が恋しくなる。

 

 

 

結局父は3レースくらいやって

「今日はもうダメ、帰る~ねー」とあっさり。

 

 

そんな

ワタシが勝手に楽しんだ

休日になったのね。

 


あぁ、自分でもわかんないな。

この心のお洗濯の余韻(なの?)が

いつまで続いてくれるのか...