GPS狂騒曲⑦-1 | 長女Aは、夢を見る。

長女Aは、夢を見る。

長女A(満50歳)
父と同居を始めてみた。

大学生の息子×2
父の愛犬
ワタシの愛猫

楽しいことばかりじゃないと
重々考えてのことだったけど

想定以上の毎日に
もう笑うしかないわけで。

いや、ほんとは泣いて怒ってばかりだけどさ。

 

 

 

 

 

今朝は

いつもより早起きできたので

ウォーキングに堤防まで。

 

 

 

 

 

 

うわー久しぶり

 

 

ここを去年までは走っていたのだけど

もう怖いくらい体重が増えすぎてゲロー

怖すぎて測ることができない

 

 

お膝が壊れないように、歩く。

 

 

 

 

 

 

 

父の通うデイサービスを横目に

50分コース。

 

 

 

 

 

 

 

マラソン、復帰できるのかしらアセアセ

 

 

 

 

 

認知症の父との日々を書いています

現在、要介護1認定の父(77)との日々

 

認知症?と気づく少し前からのこと

レビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと

今の日常のどーでもいいこと

 

書くことで

何かが変えられたらいいな、って

思ってるんでしょうね、ワタシは。
 

 

 

 


 

これの前回のGPS事件から

 

 『GPS狂騒曲⑥-1』認知症の父との日々を書いています現在、要介護1認定の父(77)との日々 認知症?と気づく少し前からのことレビー小体型認知症と診断を受けたあとのこと…リンクameblo.jp

 

 

 

 

 

9日後の出来事になる。

(2023年11月初旬のこと)

 

 

その間はどうだったんだろう?

 

 

記憶も記録もないのでなんともいえないが

 

 

楽しかったデイサービスに通う日を

「この勢いでどんどん増やしましょう!」

(by ケアマネ先輩)

ということで

 

 

まずは週2日。

空きが出たのでどうですか?ともう一日。

 

 

そうやってイケイケドンドンで過ごしていた(?)のに

 

 

父は

やはり一日会社にはいられなかったようでネガティブ

 

 

でも、この事件簿の記憶が

暗いだけのものではないのは

いろいろ条件が重なって父が

会社→家を初めて自力で(タクシーを使わず)

結果完歩したからなのかもしれない。

 

 

どうにも呑気な家族で申し訳ない。

 

 

 

 

記憶では

その日も徐々に不穏な表情になっていたことは

間違いない。

 

会社に一緒に連れてきていた父

弟①がまた仕事の電話で目を離した隙があった。

 

 

 

ワタシは二階の窓際の席で仕事をしていたが

一階に父とふたりでいた弟①が

電話をしながら二階にあがってきた。

自分のPCで先方と何かを確認するためだ。

 

 

あ、大丈夫なのかな真顔と思ったそのとき

下のドアが閉まる音がして

 

反射的に窓から外を見ると

 

 

父が

 

 

ダッシュで走り出す姿が見えた。

 

 

猛ダッシュランニングダッシュよ。

必死な顔で全力で走り出したの。

逃げるときってまぁ、そうなのよね。

 

 

ちょっと!!!!!!!!!!!

 

 

というワタシの大声で(毎回だな)

振り向いて窓の外をみた弟①は

ウォォォォゲッソリゲッソリゲッソリびっくりマーク

叫んだ。

 

 

会社の敷地内の駐車場を出ると

すぐ隣は飲食のチェーン店の

ドライブスルーがあるような広い駐車場で

表の通りから裏の道に

車が通り抜けできるようになってる。

 

 

その回り込むルートが

二階からおおよそ見えるから

ワタシたちは

父の全力で走る姿を

茫然としながらも

少しの間追うことができた。

 

 

驚愕の速さだったし

なにしろ走るフォームが

陸上選手のそれだった。

 

 

 

 

 

 

父は学生時代、中距離をやっていたのだ。

 

 

手の先が伸びて肘を直角であげるアレね。

 

 

 

(おそらくというか絶対、

現在はあんなに走ることはできません)

 

 

 

弟①は

「俺、親父が走ってるとこ初めて見たわ…チーン

と、真顔でつぶやいてた。

 

 

そんな悠長なこと言ってる場合じゃない

追いかけなきゃ!

 

 

ワタシが出動しようとGPSを見る

あ?もしかして?

今日はスマホ持ってってる?

 

 

そう、今回の勝因(とか言っちゃって)は

やはりスマホのGPS。

スマホしか勝たん!←もはや古い!

 

 

そして、出ないだろうな~もやもやと思いながらも

一応、父に電話をかけてみる

 

 

なんと。出たんですわよ、奥様今回は驚き

 

 

おじいちゃん「おぅ、悪いな。歩いとるわ」

 

 

歩いとるんかい。さっきは走っとったよね。

息まだ切れてるやん。

 

 

おじいちゃん「おぅ、わけわからんと走ったらな

公園に着いたから

中を通って今警察署を過ぎた

もう疲れたぞ」

 

 

警察署真顔!軌道修正したな。

でも

 

 

おじいちゃん「悪いな、今日は天気もいいし

このまま帰るぞ

心配せんでいいからな

道がわからんくなったら電話するから」

 

 

 

今日の父は電話に出るところから

何かが違う……

だって声が明るいのだ。

 

 

息を切らしながらも

頭がハッキリしてるとわかる話し方

全力ダッシュで脳がシャキッとしたのか?

 

 

ワタシと弟①は

別々に来客予定もあって

お互い離脱は相手方への変更必須

という事情もあったのだけど

 

 

電話の充電残量も父に確認して

絶対に電話に出ること

迷ったらすぐ電話することで

その日は父に

帰宅チャレンジしてもらうことにした真顔

 

 

仕事をしつつ

スマホでGPSを確認

PCでそのあたりのGoogleMAPを開いておいて

すぐに対応できるように。

 

 

 

前回の真夜中のそれは

間違いなく「徘徊」だったと思う。

 

 

 

今回は

 

「帰宅」?

 

 

 

 

 

 

※もっと明るい時間に帰宅できてます