昨年の7月1日より始まった突然の東京本社勤務。途中、何度も何度も壊れかけて…
1月の中旬、案件が一区切りしたタイミングで、とうとう身も心も崩れて壊れた。
左腕が痺れて思う様に動かない。力の加減が分からない。ご飯の茶碗が持てない。
首の付け根から肩から指先に至るまで、24時間絶えずジンジンと痺れが続く日々。
通院後、元々の頸椎症性神経根症から頸椎症性脊髄症という病名が上書きされた。
疲弊しきって身も心もカラカラになるまで枯渇して何ひとつ満たすことが出来ず。
本当に辛かったんだな。無理していたんだな。こんなにボロボロになるまでよく…
壊れるまでやってしまった自分自身が本当に悲しくて悲しくて…暫く引き摺った。
その分、妻と子供たちにも沢山の迷惑を掛けてしまい情け無い気持ちが追い討ち。
それでも、このドン底状態から引き上げてくれたのも妻と子供たちの存在だった。
新しい流れの意味を頭で考えようとしてしまい、心で感じることが出来なかった。
個人の思いとは逆に、不遇ながらも本社勤務などと何故か仕事には好かれる人生。
ならばと頑張ってきた結果がコレでは、いったい何のための一生懸命だったのか…
地位とか名誉とか肩書き染みたのは要らないから(お金は稼がなくちゃだけれど)
なによりも、最優先すべきは私が私らしく居られる環境を、穏やかな人間関係を…
今日、もう東京での勤務は限界だと思う胸の内を上長へ伝えて、心が軽くなった。
次の異動で戻れるかなんて分からないけれど、言いたかった事は伝えられたのだ。
それだけで十分に心の荷が降りた感じがする。そのことをLINEで妻に報告したら…
なんだよ…メッチャ祝福されてんじゃん。この最高の後押しで心の包帯が解けた。
虹色の◯で救われた気分。感動と喜びが少しずつ湧き上がって、胸がとても熱い。
「ドロップアウト」と捉えるより、これは「勇気ある撤退」とでもしておこうか…