県内でも遮熱を売りに、これ等を利用した工務店が目につき始めた。
遮熱材としては、さぞかし優れた製品なのであろう。
そう、あくまでも遮熱材としては…
しかし、ある工務店はこれを断熱材だという。
この遮熱材の施工だけで、他の断熱材は一切不要だというのだ。
更にＨＰ内では、こんな謳い文句を見つけた。
「たった厚さ8mmで発泡ポリスチレン75mmの断熱効果があります」
そもそも遮熱と断熱は似て非なるもの。その性質は全く逆だ。
熱伝導率は厚みに比例するのだから、普通に考えれば疑問の記述だ。
これは遮熱材を断熱材の性能に置き換えた場合の目安と解釈できる。
決して断熱材不要の根拠には成り得ない。
上記2社のＨＰを翻訳しても何処にも断熱材不要の記述は無かった。
逆に2社とも図示には遮熱材とは別に断熱材が施工されていた。
個人的には遮熱材はあくまでも付加断熱として、と解釈できた。
本当に断熱材不要で快適な家造りが可能なのだろうか？
それとも私が勉強不足なだけで、新たな世界が其所にあるのだろうか…
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