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病気の発症前は54kg台を維持していた体重ですが、

 

ここしばらくは56~57kgと2キロ程度のプラスとなってしまいました。

 

大差ないと思われるでしょうが体内組成は大きく変化しています。

 

筋肉量が減り脂肪の量は増えているので実質4~5キロ増くらいのものでしょうか。

 

今回は食関連の失敗についてお話します。

 

 

(1)「体重」に注目しすぎた

 

発症前は繁忙期を除いて週に3~4回、3000m程度泳いでいました。

 

部活動ではヨガや自重トレなどもやっていたので、

 

食べ過ぎて体重が増えてもすぐ元に戻るような生活でした。

 

病気を発症してからは動くこともままならない状況のため体重が増加。

 

通常の食事量では歯止めが利かず炭水化物を半分におさえました。

 

体重の増加は2キロ程度で止まりましたが、ここで失敗をします。

 

元の体重に戻そうとしてしまったのです。

 

運動はできないので情報番組で紹介していた入浴法を試しました。

 

42度の湯に首まで浸かり3分入浴→3分休憩を3セット繰り返すものです。

 

※ 寝つきを良くするためには就寝の2時間ほど前かつ40度以下でないと逆効果のようです。

 

外部リンク:冷えと眠りの深い関係(養命酒HP)

 

その他にも食事の時間を変えるファスティングを取り入れたりしました。

 

1~2週間ほどで体重が落ちますが体調が徐々に悪くなります。

 

元の食生活に戻した途端に元通りの体重に。結果として脂肪が増えただけに終わりました。

 

 

(2)胃に負担をかけ過ぎた

 

食べ過ぎたのに不思議と体重が減っている時が何度かありました。

 

基礎代謝のうち消化吸収に使われるエネルギーは大きいようで、

 

消化に時間のかかるものを摂取すると基礎代謝があがるという記事を見ました。

 

そこで2月頃からこんにゃくなどを食事に取り入れるようにしていました。

 

お腹も満たされ基礎代謝もあがるなら一石二鳥と常備菜としてストック。

 

1週間に2枚程度の量を食べていました。

 

ひと月経ったあたりから胃に不快感が。

 

のどがつかえるような症状もあらわれます。

 

もともと慢性胃炎を抱えていたので負担がかかり過ぎてしまったようです。

 

胃カメラを飲むと「かなりひどい胃炎」と医師から言われました。

 

 

(3)小麦・スナック菓子の誘惑

 

最近のコロナ騒動でスーパーの利用回数を減らすように言われています。

 

これまで麺類やパン類は吸収されやすい上に腹持ちが悪く避けていましたが、

 

まとめ買いをするとなると日持ちのする麺類や冷凍できるパンが役立ちます。

 

そのため4月に入ってからしばらくぶりに解禁していました。

 

元々パンやらひやむぎなど小麦製品が大好きだったので食欲が増進。

 

食パンも1枚から2枚に。麺類も通常の1人前を平らげてしまいます。

 

GW前には禁断のスナック菓子に手を出す始末。

 

結果として人生最大の58キロに到達しました。

 

 

慌てて元の食生活に戻しますが2週間かけてやっと57キロ台に。

 

増やすのは簡単でも減らすのは容易ではありません。

 

病気で動けないならば体重は増えるのが当然と受け入れ、

 

増やしすぎないことと筋肉量を減らさないことに重点を置くべきでした。

 

胃もご飯をやわらめに炊き服薬2か月続けやっと治りつつあります。

 

世に出回る情報は健康な人であることが前提のもの。

 

闘病中に手を出すべきではないと学習しました。

 

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