見よ、この記録を書き記しているのは、ユダヤ人から伝わる記録をあなたがたに信じさせるためである。また、あなたがたはそれを信じるならば、これも信じるであろう。そして、もしこれを信じるならば、あなたがたの先祖について知り、また先祖の中で神の力によって行われた驚くべき業についても知るようになるであろう。
「聖文の証」2007年10月、ラッセル・M・ネルソン、十二使徒定員会
聖書もモルモン書も,ともにイエス・キリストについての証です。この二つの書は,イエス・キリストが神の御子であられること,人が模範とすべき生活を送られたこと,全人類の罪を贖われたこと,十字架の上で亡くなり復活の主としてよみがえられたことを教えています。つまり,イエス・キリストが世の救い主であられる,と教えているのです。
聖文の証は互いの真実性を立証し合っています。この考え方ははるか昔に,モルモン書について書いた預言者の次のような言葉に説明されています。「この記録を書き記しているのは,〔聖書〕をあなたがたに信じさせるためである。また,あなたがたは〔聖書〕を信じるならば,〔モルモン書〕も信じるであろう。」(モルモン7:9)それぞれの書が互いについて言及し合っています。そしてそれぞれが,神が生きておられ,預言者への啓示を通じて神の子供たちに話しかけておられる証拠としての役割を果たしています。(教義と聖約5:10)
モルモン書を愛するならば,聖書も愛するようになります。逆もまた然しかりです。回復の聖文は聖書と対立するものではありません。むしろ聖書を補完するものです。わたしたちは,聖書を人の手にもたらすために命をささげてくれた殉教者たちに恩を受けています。聖書は,福音と幸福の計画が永続するものであることを世に示しています。そしてモルモン書は,什分の一,(アルマ13:15;3ニーファイ24:8-10参照)神殿,(2ニーファイ5:16;16;モルモン書ヤコブ1:17;2:2;モーサヤ2:5-7参照)安息日,(モーサヤ13:16-19;18:23参照)神権(2ニーファイ6:2;モーサヤ18:18;アルマ6:1;13:1-3,6-11;3ニーファイ18:5;モロナイ3:1-4参照)などの聖書の教義を回復し,強調しています。
一人の天使は,モルモン書が聖書の真理を立証すると宣言しました。(1ニーファイ13:40)さらにまた,今日わたしたちが手にしている聖書の記述は,預言者や使徒たちが書いた元来のものと比べて欠けているところがあることを明らかにしました。(1ニーファイ13:28-29参照)また,モルモン書は聖書から取り去られた分かりやすくて貴い部分を回復する,とも宣言しました。(1ニーファイ13:40参照)


