ペルシャ王クロスの元年に、主はさきにエレミヤの口によって伝えられた主の言葉を成就するため、ペルシャ王クロスの心を感動されたので、王は全国に布告を発し、また詔書をもって告げて言った、
「ペルシャ王クロスはこのように言う、天の神、主は地上の国々をことごとくわたしに下さって、主の宮をユダにあるエルサレムに建てることをわたしに命じられた。
あなたがたのうち、その民である者は皆その神の助けを得て、ユダにあるエルサレムに上って行き、イスラエルの神、主の宮を復興せよ。彼はエルサレムにいます神である。
「神を信頼し,行って行う」2010年10月、ヘンリー・B・アイリング、大管長会
神は国政を司ってはおられませんが,国々の民を心にかけておられます。国民のためになることを行い,主に頼る人を影響力のある地位に置くことがおできになり,実際にそうされているのです。(歴代下36:22-23;エズラ1:1-3;イザヤ45:1,13参照)
世界中を旅行して,わたしはそれを実感してきました。人口1,000万人を超える都市で,大会に集う数千人もの末日聖徒に向けて話をしたことがあります。会場は巨大な運動競技場でした。
開会前に,ハンサムな若者が最前列に座っていることに気がつきました。彼と同じく,一般の人よりフォーマルな装いをした人たちが周りを囲んでいます。近くにいた教会の中央幹部にだれかと聞いたところ,この市の市長とその側近だとそっと教えてくれました。
集会後,わたしが車に乗ろうとして歩いていると,驚いたことにその市長がわたしにあいさつするために側近に囲まれながら待っていました。市長は進み出てわたしに握手を求め,こう言ったのです。「わたしたちの都市,わたしたちの国に来てくださってありがとうございます。人を育てるために皆さんがしておられることに感謝しています。皆さんのような人や家族がいるので,わたしたちが市民に望む調和と繁栄を生みだせるのです。」
その瞬間,わたしにはこの市長は,主がその子供たちの中で権力ある地位に置かれた誠実な人の一人だということが分かりました。この大きな都市,そして国の中で,教会員はほんの一握りしかいませんし,市長は教会の教義も教会員のこともほとんど知りませんでした。それでも神はこの市長に,神とその僕たちを信頼するという聖約を交わした末日聖徒は,市民の光となるというメッセージを送られたのです。
