しかしルツは言った、「あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。
あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください」。
「道を示してくれた人々」(英文)1997年4月、トーマス・S・モンソン、大管長会
次に開拓者と呼ばれるにふさわしい人物は、ルツです。ルツはしゅうとめのナオミに同行するために、自分の民や親族や故国を捨てた人物です。そしてエホバの地でエホバを礼拝し、エホバの民に倣って生活したのです。ナオミに従順であることは、実に重要な意味を持っていました。その従順の結果、ルツはボアズと結婚し、ルツ自身は異国人でモアブ人の改宗者でありながら、ダビデの曾祖母となり、したがってイエス・キリストの先祖の一人となったのです。『聖書』にはルツの名前を冠した書がありますが、その表現は詩的で、ルツの決意と勇気がうかがえる文体で書かれています。「ルツは言った、『あなたを捨て、あなたを離れて帰ることをわたしに勧めないでください。わたしはあなたの行かれる所へ行き、またあなたの宿られる所に宿ります。あなたの民はわたしの民、あなたの神はわたしの神です。あなたの死なれる所でわたしも死んで、そのかたわらに葬られます。もし死に別れでなく、わたしがあなたと別れるならば、主よ、どうぞわたしをいくえにも罰してください。』」(ルツ1:16-17)
確かにこのルツも、この気高いルツも、開拓者の一人でした。
