主はまたギデオンに言われた、「民はまだ多い。彼らを導いて水ぎわに下りなさい。わたしはそこで、あなたのために彼らを試みよう。わたしがあなたに告げて『この人はあなたと共に行くべきだ』と言う者は、あなたと共に行くべきである。またわたしがあなたに告げて『この人はあなたと共に行ってはならない』と言う者は、だれも行ってはならない」。
そこでギデオンが民を導いて水ぎわに下ると、主は彼に言われた、「すべて犬のなめるように舌をもって水をなめる者はそれを別にしておきなさい。またすべてひざを折り、かがんで水を飲む者もそうしなさい」。
そして手を口にあてて水をなめた者の数は三百人であった。残りの民はみなひざを折り、かがんで水を飲んだ。
主はギデオンに言われた、「わたしは水をなめた三百人の者をもって、あなたがたを救い、ミデアンびとをあなたの手にわたそう。残りの民はおのおのその家に帰らせなさい」。
そこで彼はかの三百人を留めおき、残りのイスラエルびとの手から、つぼとラッパを取り、民をおのおのその天幕に帰らせた。時にミデアンびとの陣は下の谷の中にあった。
「神権の力」(英文)2010年4月、ボイド・K・パッカー、十二使徒定員会
モンソン大管長はまた、旧約聖書の時代の英雄ギデオンについて話しました。ギデオンはイスラエルの屈強な兵士1,000人を率いる指揮官に選ばれました。しかし、彼がその中から選んだ兵士はわずか300人でした。
ギデオンが兵を選んだ方法は興味深いものでした。小川で水を飲むとき、ほとんどの兵士はひざを折り、「かがんで水を飲〔みました〕。」ギデオンはこれらの兵士を選びませんでした。わずかな兵士だけが、警戒を解かずに手で水をすくって飲みました。そして彼らが選ばれたのです(士師7:4-8参照)。
わたしたちは、「様々な地における戦争と戦争のうわさと地震」(モルモン8:30;教義と聖約45:26;ジョセフ・スミス訳マタイ1:23,28参照)の起こる時代に生きています。預言されているように、「全地が混乱し」(教義と聖約45:26;88:91参照)、「サタンは地の方々に」(教義と聖約52:14)います。サタンは善良で義にかなったすべての人を滅ぼそうとしています(教義と聖約10:22-23参照)。サタンとは、神の御前から投げ落とされたルシフェルです(黙示12:7-9;教義と聖約29:36-37;76:25-26参照)。
これらのことにもかかわらず、わたしたちは前途に対して非常に楽観的です。
ギデオンの小さな軍勢が勝利を収めたのは、記録によれば、「おのおのその持ち場に立〔った〕」からでした(士師7:21)。
