わたしに従ってきなさい | 「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

「わたしに従ってきなさい」の聖句学習

末日聖徒イエス・キリスト教会が提供する「わたしに従ってきなさい」の聖句を学ぶために、ここではその聖句を引用している現代の預言者のお話を中心に、主に総大会からご紹介します。

今週の「わたしに従ってきなさい」

 

 

教義と聖約107:10

メルキゼデク神権の位に従う大祭司は、大管長会の指示の下に、自らの職において職務を行い、霊的な事柄をつかさどる権利を持つ。また、長老や(レビの位の)祭司、教師、執事、および会員の職務を行う権利をも持つ。

 

「神権の力」2018年4月、ダリン・H・オークス、大管長会

良い羊飼いの羊の群れの中で仕えるという大切な働きにおいて,メルキゼデク神権の大祭司と長老の職の間に差異はありません。教義と聖約の中の偉大な第107章で,主はこのように宣言しておられます。「メルキゼデク神権の位に従う大祭司は,大管長会の指示の下に,自らの職において職務を行い,霊的な事柄をつかさどる権利を持つ。また,長老……の職務〔あるいはアロン神権の職務〕を行う権利をも持つ。」教義と聖約107:1012節も参照)

 

あらゆる神権者にとって最も重要な原則は,モルモン書の預言者ヤコブが教えた原則です。ヤコブと弟のヨセフが民の祭司と教師に任じられた後,ヤコブはこう宣言しました。「そしてわたしたちは,もし自分たちが力の限り神の言葉を民に教えなければ,民の罪を自分たちの頭に受けるという覚悟で責任を受けたので,主に対して自分たちの務めを尊んで大いなるものとした。」モルモン書ヤコブ1:19

 

兄弟の皆さん,神権者としてのわたしたちの責任は重大です。ほかの団体なら,自分のメッセージを伝えたり,ほかの機能を果たしたりすることで,この世の業績基準を満たしたことに満足するかもしれません。しかし,神の神権を持つわたしたちには,まさに神の日の栄えの王国へ入れるかどうかを左右する神聖な力が与えられています。わたしたちには,主がお定めになった目的と責任があり,それは教義と聖約の序文の中で明らかにされています。わたしたちは世に宣言する義務を負っています。

 

それは,「すべての人が主なる神,すなわち世の救い主の名によって語るため,

信仰もまた地に増すため,

わたしの永遠の聖約が確立されるため,

わたしの完全な福音が弱い者や純朴な者によって世界の果てまで,また王や統治者の前に宣べられるため」です。教義と聖約1:20-23

 

この神聖な義務を果たすために,わたしたちは忠実に神権の召しと責任を「尊んで大いなるものとする」必要があります教義と聖約84:33参照)。ハロルド・B・リー大管長は,神権を尊んで大いなるものとすることの意味についてこう説明しています。「神権者になる人は,主の代理人となるのです。その人は自分自身の召しについて,主の用向きを受けているのであると考える必要があります。それが神権を尊んで大いなるものにするということの意味です。」

 

ですから,兄弟の皆さん,もし主ご自身から,神の息子あるいは娘の一人を助けるよう依頼があったら,そして主は御自身の僕を通してそれを行われましたが,皆さんは引き受けるでしょうか。そしてもし引き受けるとしても,「主の用向きを受け」,約束された助けを信頼して,主の代理人として行動できるでしょうか。

 

リー大管長は,神権を尊んで大いなるものとすることについて,別の見方を教えています。「虫眼鏡〔訳注—英語でmagnifying glass〕を何かにかざすと,裸眼で見るよりも大きく見えます。それが虫眼鏡です。さて……神権を尊んで大いなるものとする〔訳注—英語でmagnifies their priesthood〕人は,自分が初めに思っていたよりも大いなるものとして神権を行使し,ほかの人が考える以上に大切なものとします。このようにして神権を尊んで大いなるものとするのです。

 

 

 

 

聖句とそれを引用した預言者たちの言葉2025年版(BOX)