しかし、もしもわたしの民がわたしの戒めを守らず、わたしのすべての言葉に聞き従おうとしなければ、世の王国が彼らに打ち勝つであろう。
彼らは世の光となり、人々の救い手となるように定められた。
もしも彼らが人々の救い手でなければ、彼らは塩気を失った塩のようであり、もはや何の役にも立たず、ただ外に捨てられて人々に踏みつけられるだけである。
「福音を分かち合う責任」(英文)1985年4月、工ズラ・タフト・ベンソン、十二使徒定員会
大部分の教会員は福音に従って生活するために努力し、同胞と正直に交際しています。そのことに心から感謝しています。
教会員が仕事の取り引きで人をだましたり、神の律法や国の法律を破って罪に定められたりしたら、私たちは皆、悲しみと落胆した気持ちを感じるのではないでしょうか。福音の真理を与えられた教会員に主が期待しておられることは、正直で道徳的に清く生活し、純潔を守り、神を汚すような言葉や行いを慎み、信頼される人になり、すべての行状において模範を示すことです。
主はこの神権時代の教会員に次のように告げられました。
「されど彼らわが誡命を守らず、すべてわが言葉を聴きて守らずば、この世の国は彼らに打ち勝たん。彼らは世の光として、また人々を救う者として置かれたれば、彼ら人々を救う者ならずば味を失いたる塩の如く、かくして全く益なきものとなり、外に棄てられて人の脚下に踏みつけらるべきなり。」(教義と聖約103:8-10)
伝道の最も効果的な手段のひとつは、福音を日常生活に取り入れて真の模範を示すことです。これこそ、主が教会員に告げられた次の言葉の意味なのです。
「シオンはその美と聖とを増し……美しき衣を着けざるべからず。」(教義と聖約82:14)
