イエス・キリストは高い所に昇り、また万物の下に身を落とし、それによってすべてのことを悟って、万物の中にあり、万物を貫いてあり、真理の光となった。
「イエス・キリスト:わたしたちの魂の介護者」2021年4月、ウリセス・ソアレス、十二使徒定員会
愛する友人の皆さん,罪を真心から悔い改めるときに,(2ニーファイ10:24;モーサヤ5:1-2参照)キリストの贖いの犠牲がわたしたちの生活に完全な効力を及ぼすことができることを証します。(モーサヤ26:29;3ニーファイ9:20,22;モロナイ6:8参照)わたしたちは罪の縄目から解き放たれ,地上の生活で喜びを見いだし,永遠の救いにあずかる資格を得るのです。永遠の救いは,イエス・キリストを信じて主のもとに来るすべての人のために,世の初めから備えられていました。(モーサヤ2:41;教義と聖約66:12;75:5;93:1参照)
この壮大な救いの賜物をもたらされただけでなく,救い主は,わたしたちが最近経験したパンデミックのような状況を含め,この世で苦痛や誘惑,弱さに直面するときに,安らぎと慰めをも与えてくださいます。キリストは,わたしたちがこの世で経験する逆境を常に知っておられると確かに言うことができます。わたしたちが直面する情緒的,霊的な試練だけでなく,苦しみや苦悩,肉体的な痛みも理解しておられます。主の心は憐れみで満たされ,いつでもわたしたちを助ける備えができておられます。肉においてわたしたちの弱さやもろさから来る痛みを身に受け,個人的に経験されたからです。(へブル2:18;4:15;アルマ7:11-13;教義と聖約62:1参照)
主は柔和で謙遜な心を持ち,万物の下に身を落とし,人々から侮られ,拒まれ,屈辱を受け,わたしたちの背きと罪悪のために傷を負われました。全人類のためにこれらの苦しみを受け,世の罪を御自身で負い,(イザヤ53:3-5;アルマ7:11-13;教義と聖約88:6参照)それにより究極の霊的な介護者になられたのです。
