まことに、このことに関して、あなたがたは賢明に行ってきた。この世においても永遠にわたっても、主はすべての管理人の手より、管理人の職について報告することを求める。
「真理を守り」(英文)1997年4月、ジョセフ・B・ワースリン、十二使徒定員会
皆さん一人一人には、教会のいかなる役員であっても解任することのできない永遠の召しが与えられています。それは、天父御自身がお与えになった召しです。この永遠の召しにおいても、他の召しと同様に、皆さんは管理の職にあり、「この世においても永遠にわたっても、主はすべての管理人の手より管理の職について報告することを求め」(教義と聖約72:3)られます。この最も大切な管理の職とは、自分自身の霊を見守り、養うという、天の御父から与えられた栄えある責任です。
いつの日か皆さんもわたしも、進み出て現世での管理の職について報告するようお求めになる主の御声を聞くことになります。その申し開きは、「大いなる裁きの日に、すべての人が神の御前に立つ」(2ニーファイ9:22)よう召し出されるときに起こります。
地上での毎日は、永遠のほんの一部にすぎません。復活と最後の裁きの日は、わたしたち一人一人に必ずやって来ます。
そして天の御父は、悪を選んだために捨てられる人々、御父のみもとに戻るにふさわしくない人々のために、その偉大で気高い心をお痛めになることでしょう。しかしまた御父は、愛にあふれた御腕を伸べ、言い表しようのない喜びをもって「真理を守」った人々をお迎えになります。義にかなった生活と贖罪の恵みにより、わたしたちは御父の御前に清い心と澄んだ良心をもって立つことができるのです。
教会の指導者として、憐れみ深い御父の僕として、わたしたちは皆さん一人一人が御父の御前に戻れるように願っています。わたしたちは皆さんを愛しています。そして、皆さんが御父とともに、また皆さんの両親や子供たち、そのほかの愛する人々と、大いなる裁きの日に喜び合う姿を目にすることができるようにと心から願ってやみません。そこでお尋ねします。「皆さんは真実でしょうか。」わたしたちは皆さんにヤコブの言葉を用いてこう勧告します。「義人に公正な報いが与えられるあの栄えある日、すなわち裁きの日のために、あなたがた自身を備えなさい。そうすればあなたがたは、ひどく恐れてしりごみしなくて済む。また、自分のひどい罪悪をことごとく思い出さなくて済む」(2ニーファイ9:46)。
