元気を出しなさい。恐れてはならない。主なるわたしはあなたがたとともにおり、あなたがたの傍らに立つからである。あなたがたは、わたし、すなわちイエス・キリストについて、わたしが生ける神の子であること、わたしがかつており、今おり、やがて来ることを証しなければならない。
「故郷へ向かうすばらしい旅」2013年4月、ディーター・F・ウークトドルフ、大管長会
皆さんの地図は天の御父と御子イエス・キリストの励ましと教えで満たされています。皆さんが無事に天の家に帰れるように,今日その中から3つのメッセージを分かち合います。
第1のメッセージ-「恐れてはならない。主なるわたしはあなたがたとともに〔いる〕からである。」(教義と聖約68:6。イザヤ41:10 ;ヨハネ14:18 も参照)
皆さんはこの旅において独りではありません。天の御父は皆さんを御存じです。だれも皆さんの言葉を聞いてくれないときでも,御父は聞いてくださいます。皆さんが義を喜ぶとき,御父はともに喜んでくださいます。皆さんが悩むとき,御父は皆さんとともに悲しまれます。
天の御父の皆さんに対する関心は,皆さんがどれだけ裕福か,美しいか,健康であるか,頭が良いかということによって決まるのではありません。御父の視点はこの世の視点とは違います。皆さんの本質を,皆さんの心を,御覧になります。(サムエル上16:7 参照)そして皆さんが御自分の子供なので,皆さんを愛しておられます。(1ペテロ5:6-7 参照)
愛する姉妹の皆さん,御父を熱心に求めてください。そうすれば,皆さんは御父を見いだすでしょう。(エレミヤ29:13 参照)
約束します。皆さんは独りではありません。
今少しの間,周りにいる人を見てください。皆さんの指導者,友達,家族のだれかがいるかもしれません。これまで一度も会ったことのない人がいるかもしれません。それでも,周りにいる人はすべて,この会場にいる人も,ほかの場所にいる人も,今日いる人も,どの時代の人も,前世で勇敢だった人なのです。隣に座っている,控えめでごく普通に見える人は,かつて霊界にいたときにあなたが憧れ,大好きだった偉大な人物の一人かもしれません。あなた自身がそのような手本になる人物だったのかもしれません。
一つ確かなことがあります。人種,宗教,政治的信条,体型,外見にかかわらず,皆さんの目に映る一人一人は,家族なのです。皆さんが見ている若い女性には皆さんと同じ天の御父がいて,彼女も皆さんと同じように,愛に満ちた御父のみもとを旅立ったのです。この地球に来て,いつの日か御父のみもとに帰ることを熱望しながら。
しかし,皆さんと同じように,時々孤独を感じるかもしれません。自分の旅の目的を忘れることさえあるかもしれません。皆さんの言葉と行いで,独りではないことを思い出させてあげてください。わたしたちは助け合うためにここにいるのです。
