それゆえ、あなたがたの心を高めて喜び、また腰に帯を締めなさい。災いの日に耐えられるように、そしてすべてを成し遂げて立つことができるように、わたしの武具を身に着けなさい。
「優しい親の情を込めて」2004年4月、ロバート・D・ヘイルズ、十二使徒定員会
主は,たとえ子供たちが愚かな選択をしたときでも,わたしたちが選択の自由の原則,物事には反対のものがあるという原則,贖いの原則を信じ,それらを敬うことができるように助けてくださいます。子供たちに,「人生で難しい課題,試練,苦難に直面するときはいつも,自分がだれなのか,つまり,自分が神の子供であることを思い出すように」と教えるとき,御霊を通して主は助けてくださいます。そこでわたしたちは霊感を受けて,どうすれば子供たちが「神の武具」(エペソ6:11,13参照。教義と聖約27:15も参照)を身に着けられるように導くことができるかを理解するのです。それにより彼らは「敵対する者の……火の矢」(1ニーファイ15:24;教義と聖約3:8。エペソ6:16も参照)に「信仰のたて」(エペソ6:16;教義と聖約27:17)「御霊の剣」(エペソ6:17。教義と聖約27:18も参照)を持って対抗することができます。霊的な武具を着け,強くなっている子供たちは,主に祝福されて終わりまで忠実に堪え忍び,家に帰って,ふさわしい状態で天の御父のみもとで永遠に住むことができるようになります。
それでもなお,家族がこの世から飛んで来る石や矢に苦しんでいるのを見れば,悲しく思うでしょう。しかし,わたしたちは主イエスの愛にただ驚いて立ち尽くすばかりです。主がおられるので,子供たちは打たれても屈することなく,かえって心を和らげ,強くなり,聖きよくなれるのです。
世界中の両親と家族の皆さんに証します。主イエス・キリストは人を救う力を備えておられます。主は癒いやす御方であり,贖い主です。99匹の羊を残して1匹を見つけ,お救いになる羊飼いです。家族の中の特別な「一人」を救おうとするとき,その人が主の御手みての届くところにいることを証します。忠実に福音に従い,神殿で結び固めを受け,交わす聖約に忠実に生活するとき,わたしたちはその一人を助けようとされる主を援助することになるのです。
