だから、頭を上げて喜び、神に頼りなさい。アブラハム、イサク、ヤコブの神に頼りなさい。この神はイスラエルの子らをエジプトの地から導き出し、乾いた地を歩いて紅海を渡らせ、また彼らが荒れ野で滅びることのないように、マナで彼らを養われた。そのほか、もっと多くのことをイスラエルの子らのためになさった。
しかし、もしあなたがたが十分に固い決意をもって主に立ち返り、主に頼り、力の限り主に仕えるならば、もしあなたがたがこのようにするならば、主は御自分の意のまま、思いのままに、奴隷の状態から救い出してくださるであろう。
「揺るがず神を信頼し」2017年4月、ウリセス・ソアレス、七十人会長会
モルモン書に登場するアンモンという人物は,同胞の消息を尋ねるために,ゼラヘムラからリーハイ・ニーファイの地へと送られます。アンモンはそこでリムハイ王とその民を発見しますが,彼らはレーマン人の奴隷となっていました。アンモンからゼラヘムラの民のことを聞いて勇気を得,非常な希望と喜びで胸がいっぱいになったリムハイ王は,民を神殿に集めて次のように語りました。
「だから,頭を上げて喜び,神に頼りなさい。……
……あなたがたが十分に固い決意をもって主に立ち返り,……力の限り主に仕えるならば,……主は御自分の意のまま,思いのままに,奴隷の状態から救い出してくださるであろう。」(モーサヤ7:19,33)
リムハイ王の民の信仰は,アンモンの言葉から非常に深い影響を受け,彼らは困難な状況にあっても,神に仕え,その戒めを守るという聖約を神と交わします。そして信仰により,リムハイ王の民は策を練り,レーマン人の手から逃れることができました。(モーサヤ21:32,22:1-14参照)
兄弟姉妹の皆さん,リムハイ王が民に与えた勧告の重要性と,わたしたちとのかかわりについて考えてみてください。王はこう述べました。「頭を上げて喜び,神に頼りなさい。」リムハイ王はこの言葉で,信仰の目をもって将来を見つめ,恐れではなく,信仰から生まれる希望をもって楽観的に物事を捉えるよう勧めました。状況がどうであれ,揺るがず神に信頼を置くよう民に呼びかけたのです。
現世は試しの時であり,わたしたちは主なる神が命じられるすべてのことを行うかどうかを試されます。(アブラハム3:25参照)それには,艱難にあっても,キリストを信じる揺るぎない信仰が必要とされます。御霊に導かれ,必要なものは神が与えてくださると信頼し,キリストに対する確固とした信仰をもって,力強く進まなければならないのです。(1ニーファイ 4:6-7,2二ーファイ31:20参照)
