そして再び、すでに語ったように、わたしはあなたがたに言う。あなたがたはすでに神の栄光を知るようになったので、すなわち、神の慈しみを知り、神の愛を味わい、心にこのような非常に大きな喜びを与えた罪の赦しを受けたので、今後も神の偉大さと自分自身の無力さ、それに取るに足りない人間であるあなたがたに対する神の慈しみと寛容、これらを覚えて、いつも記憶にとどめておくようにしてほしい。また、心底謙遜にへりくだって、日々主の御名を呼び、天使の口を通して語られた将来の出来事を確固として信じ続けてほしい。
「神の慈しみと偉大さを深く考える」2020年4月、デール・G・レンランド、十二使徒定員会
皆さんが救い主のもとに引き寄せられるためには,何が必要ですか。イエス・キリストが御父の御心に従い,死に打ち勝ち,皆さんの罪と過ちを負い,皆さんのために取りなしをする力を御父から受け,究極的に皆さんを贖ってくださったことについて,深く考えてください。(モーサヤ15:7-9;黙示21:4参照)皆さんがみもとに引き寄せられるために,これでは不十分ですか。わたしにとっては十分です。イエス・キリストは「両腕を広げて立ち,喜んで〔皆さんとわたしを〕癒し,赦し,汚れを取り,強め,清め,聖くし〔て〕」くださいます。(ラッセル・M・ネルソン「行いを改善し,より良くなれます」2019年4月)
これらの真理はわたしたちに新しい心を与え,天の御父とイエス・キリストに従おうという気持ちを起こさせてくれるはずです。しかし,新しい心ですら「さまよいやすく,……愛してくださる神を離れがち」になることがあります。(“Come, Thou Fount of Every Blessing,”Hymns(1948), no. 70)この性向に打ち勝つために,わたしたちは受けてきた賜物とそれに対する責任について日々思い巡らす必要があります。ベニヤミン王は言いました。「神の偉大さと……あなたがたに対する神の慈しみと寛容,これらを覚えて,いつも記憶にとどめておくようにしてほしい。」(モーサヤ 4:11。アルマ36:2,28-29;エテル7:27; 10:2;モロナイ9:25も参照)そうするときに,天からの驚くべき祝福を受ける資格を得るのです。
神の慈しみと憐れみについて思い巡らすと,御霊を受けやすくなります。そして,御霊を受けやすくなると,聖霊の力によってすべてのことの真理を知ることができるようになります。(モロナイ10:4-5参照)これには,モルモン書が真実だという証と,イエスがキリストであって自分の救い主であり贖い主であるという知識,主の福音がこの末日に回復されたことを受け入れることが含まれます。(モルモン書のタイトルページと序文参照)
