おお、息子たちよ、わたしが望むのは、これらの言葉が真実であり、これらの記録も真実であることを覚えておいてほしいということである。そして見よ、エルサレムを出たときから今に至るまでの先祖の記録と言葉が載っているニーファイの版も真実である。これが今わたしの目の前にあるので、これが確かであることが分かる。
「立派な父親,立派な息子」(英文)1985年10月、工ズラ・タフト・ベンソン、十二使徒定員会
反復は学習のひとつの鍵になるものです。子供たちには繰り返し真理を教えなければなりません。特に、世には偽りがあふれていますから、それが必要です。モルモン書に出てくる忠実な父親たちは、自分の子供に常に真理を思い起こさせています。ヒラマンはこう言っています。「わが子らよ。ベンジャミン王が彼の民に語った言葉を覚えておきなさい。… … イエス・キリストの贖いの血によってのみ人は救われるのであり、ほかには一切道も手段もないことを覚えておきなさい。」(ヒラマン5:9)そしてこう続けています。「あなたたちは、神の御子でありキリストである贖い主の岩の上に基を築かなければならないことを覚えておきなさい。」(ヒラマン5:12)
モルモン書の中で、忠実な父親たちは常に自分の証を子供に伝えています。ベンジャミン王は子供たちに「わたしが望むのは、これらの言葉が真実であり、これらの記録も真実であることを覚えておいてほしいということである」(モーサヤ1:6)と証し、アルマも息子ヒラマンに「わたしが今知っていることは、神から出たものである」(アルマ36:26)と証しています。
